日本で若者に大人気アプリTikTok ですが、みんなが夢中になっているこのアプリが中国企業よって開発された抖音の国際版であることを知っている人は多くないかもしれません。
中国語では抖音(douyin)と呼ばれていて、2019年の9月にサービスが開始されました。
公開されるとすぐにApp store のダウンロード数でNo1 アプリとなりました。
人気が出た理由は15秒という短いムービーのため、文字と比較してシンプルな部分が多いからとされています。
ユーザーの時間を奪うことなくユーザーに刺激と面白さを感じさせ、製作が簡単でユーザーに強い参加意識を持たせます。
ショートムービーの製作者は网红と呼ばれ自分の意志や願望を創造力を駆使して表現します。この創造力次第では誰もスターになれる要素を含んでいます。
また、近年では教養系のショートムービーが非常に人気を呼んでいます。
中国の統計によると現在は一万人を超えるフォロワーを持つ教養系の製作者は1.8万人います。
アップロードしたショートムービーは300万本を超え、累計の再生回数は3388億を超えています。
特に科学知識の普及系のショートムービーが再生回数、いいねの数とも最も多いです。
ショートムービーによる新しい教養の内容と形式は知識を受け入れる敷居を下げ、より深い知識を学ぶことができます。
残念ながら中国版の抖音はスマホの地域設定が日本だとダウンロードできません。
ダウンロードできる裏技はネットに載っているので興味がある方は是非試してみてください。
日本のTikTok では教養系はまだまだ普及していない状況ですが、今後は中国のように企業や機関に進出によってはどんどん動画のジャンルが増えてくるでしょう。
語学学習用のショートムービーも登場して新たな学習形式の一つになるかもしれません。今後の動向に着目していきたいと思います。