タイ語でも英語同様に動詞の前に助動詞を置くことができます。
助動詞は動詞だけでは表現できない話し手の気持ちを添えるたり、事実以外のことも表現することができるかなり重要な品詞です。
動詞の活用と合わせて覚えて置くことをオススメします。
今回は言語のレベルアップには欠かせない覚えておきたい助動詞を例文とあわせて紹介します。
目次
~ได้ 〜できる
動詞 + ได้(dâay) で、〜できるという意味です。
他の助動詞と比較して語順が逆で戸惑う方もいるかもしれませんが定番の助動詞であるため、是非覚えましょう。
ผมกินอาหารเผ็ดได้
(私は辛い料理を食べることができる)
ได้ のニュアンスは実現可能であることであり、その他にも能力的に「できる」場合は เป็น(pen)、 体力・気力的に「できる」場合は ไหว(way) を用います。
動詞がまったく同じでも助動詞のニュアンスの違いで様々な表現をすることができます。
อยาก ~したい
英語のwantに近いニュアンスです。
やりたいことの意思を表すことのできる基本中の基本な助動詞です。
否定語のไม่と組み合わせてไม่อยากを〜したくないと表すことができます。
(私はタイ料理を食べたい)
ต้อง 〜しなければならない
英語のhave toに近いニュアンスです。
助動詞で動詞の前に置き「〜しないといけない」という意味を持ちます。
否定形はไม่ต้อง「〜しなくてもよい」という許可の意味になる。
(先に切符を予約しなければならない)
ควร(จะ) ~すべきだ
英語のshould に近いニュアンスです。
命令に近い助言をする場合に用います。 然るべき事柄を言う場合に使える助動詞です。
(学生は勉強すべきだ)
เคย ~したことがある
過去の経験をいい表すときに用います。
タイ語には動詞の活用形で過去形がないため、動詞の前にเคยをつけることで過去のニュアンスを表すことができます。
(テレビで彼を見たことがある)
น่าจะ 〜したほうが良い
英語のbetter to に近いニュアンスです。
確信を持って相手に提案するときに用います。
(あなたは行くべきです)
อาจ(จะ) 〜かもしれない
確信がない推量の意味を持ちます。推量を表す助動詞は他にも存在しますが、確信度の違いで使い分けまましょう。
(雨が降るかもしれない)
คง(จะ) たぶん〜だろう
推定の意味を持ちます。อาจより確信度は上がります。
おそらく雨が降るだろう
มักจะ ~する傾向がある
行動の頻度を表す助動詞で〜する傾向を多いときに用います。
(私はレストランで美味しい料理をよく食べる)
เห็นจะ ~のようだ
話してが直感的に思う主観的な推定を表します。
事実がわからなくてもこの助動詞があれば推定した内容を話すことができるので表現が広がります。
(渋滞がひどいので、間に合わなさそうだ)
ดูเหมือน ~のようだ
เห็นจะと比較して外部の情報から客観的に推定することを表します。
(この仕事を成功するのが難しそうだ)
