

外国語学習でなかなかリスニング力が向上しなくてネイティブの言ったことが聞き取れなかったという経験はないでしょうか。
今回の記事ではリスニング力を向上させる外国語学習のやり方を紹介します。
リスニング教材は教科書でまずは基礎固め
学習の初期段階では初級者用の教科書に付録していくリスニング教材を理解するまで繰り返し聞いたほうがよいでしょう。。
初級用教科書のリスニング教材は必要最低限の単語やフレーズで構成されていることが多いので、外国語に慣れて聞き取れる成功体験を積み重ねることができるという意味では最適な教材です。
教科書のリスニング教材が慣れてきたら今後はニュースアプリやYouTube などインターネット上にある様々なコンテンツを聞いて実践力を鍛えましょう。
自分の興味のあるコンテンツを扱っている教材をいかに利用していくかが、継続してリスニング練習をしていくコツと言えます。
中国語ニュースアプリ「今日头条」を活用した学習法
タイ人ユーチューバー Beam Senseiからタイ語を学ぼう!
このときすべて一語一句を聞き取れなくても聞き取れた単語があったことを意識しましょう。
気に入った単語は前後の言葉も含めてフレーズごと丸暗記するように声に出すと会話力も同時鍛えることができます。
教材を選ぶときは音声のみを聞いて内容の8割ほど理解できるものがちょうど良いでしょう。
適度にわからない言葉があって聞き取れないと自身で聞きとれた単語がどれだけあるか把握することが重要です。
楽しみながら真剣に聞く
最近はスマホアプリが普及して電車の中などどこでもスキマ時間にリスニング練習をできる環境が整ってきました。
しかし、このとき注意したいのは 聞き流すのではなく真剣に聴くことが大切です。
音楽を聞くように外国語の音を聞き流しをすると、自分の脳としては必要と思わないと頭にインプットされない仕組みになっています。
しっかり集中できる静かな環境でリスニングする時間をなるべく確保することをおすすめします。
外国語で会話のときは必ず真剣に相手ほ話を聞こうとするはずですので、この環境に近い状況を普段から作り出す工夫をしましょう。
聞いていてわからない言葉はたくさんあるはずですが、その都度自分のリスニング力を減点していってストレスを感じてしまいます。
むしろ聞き取れた単語やフレーズがあったことをを小さな成功体験として、楽しみながらリスニング練習を継続して行いましょう。
意味を考えながら聞かない
リスニングのするとき音声の再生スピードが、速くてわからないときがあります。
これは単に音声の再生スピードがら速いからではなくて、意味の理解が追いついていないからです。
例えば外国語を聞いた音声を頭の中で文字を浮かべたり、日本語に訳してみたりするとネイティブの話スピードにはついていくことができないでしょう。
聞きながら意味を考えてしまうと脳の中ではリスニングとは別の処理を行うことになり、リスニングへの集中力が欠けてしまいます。
リスニングの時は「音」を聞くことだけに集中して聞き取れなかった単語は後で意味や発音を復習します。
文字の情報を見ない
人間の感覚の中で視覚から得られる情報というのは圧倒的です。
注意しておきたいことはリスニングの時に少しでも文字情報を見てしまうと聞いてわかったと勘違いしてしまいます。
リスニングの後に理解するためには文字の情報を見てもいいですが、リスニングしている最中は文字を見ないようにしましょう。
ディクテーションよりも音読を優先
ディクテーションによるリスニング力を向上させるやり方は一般的な方法として紹介されていますが、個人的にはおすすめしません。
なぜなら難易度が高く、膨大な時間がかかるため効率的ではないからです。
その代わりリスニングで聞いた音声をそのまま 自分の声に出して音読する方が良いでしょう。
音読する際は出来るだけリスニング音声の発音を真似するようにします。
最後に
どんな教材を使ってもリスニング力を向上される基本的なやり方を間違えるといつまでも成長は見込めません。
是非、今回の記事で紹介した内容を意識していただいてリスニング向上の助けになれば幸いです。
