

本記事の内容
中国語の「有」は英語の「have」のようにいろんな使い方があります。
本記事では中国語の「有」について「持つ、ある」以外の使い方をわかりやすく解説します。
中国語の「有」の使い方
動詞「持っている」
所有を表す動詞として使います。
(彼には子供が二人いる)
否定文のときは「不有」ではなくて「没有」を使います。
(彼には子供がいません)
「有」の後にくる名詞は具体的な言葉以外にも抽象的な言葉にも使われます。
中国語の初級でよく使う「有」を使った言葉を紹介します。
(明日は用事があるので行きません)
(この映画はとてもおもしろい)
これらの単語は「有」とセットで覚えていった方が効率的に習得できます。
存在を表す「ある,いる」
場所や時間を表す語句とあわせて「ある、いる」という存在の意味として使います。
場所を表す語句と使うときは「里」「上」など方位をいっしょに使います。
木の上に2羽の小鳥がいる
中国語の「在」との違いは特定の人と物の存在は“在”を使い、不特定の人や物の存在は“有”を使います。
続いて時間を表す語句です。
(いまのところ困った人はいません)
「很有」を使えば存在のニュアンスを強調するときに使います。
但し、「很有」の後に続く単語は具体的なものではなくて
抽象的なものが対象です。
(きっと大きな市場があるはずです)
漠然とした事物や時を表す「ある~」
名詞の前に付けることで「ある~」という漠然としたニュアンスを表します。
名詞には人や時間がよく使われます。
(ある人は行きたくないと言った)
(ある日突然私の家に来た)
状態の変化・発生を表す
ここからは日本語の漢字の意味からは想像できない、中国語特有の使い方です。
ある事態や状態の発生・出現を表すときに「有」を使います。
いくつか例文を紹介します。
他母亲有病
(彼の母は病気だ)
情况已经有了变化
(状況はすでに変化した)
学习上有了很大的进步
(勉強の成績が大いに上がった)
有の後に変化を表す「了」がついて「有了」で使われる場合が多いです。
中国語の「了」の使い方についてはこちらの記事を参考にしてください。
連動文で使う
有+名詞の部分と文章を繋げることで名詞部分の具体的な説明ができます。
(英語が話せる友達が一人いる)
数量が達したことを表す
その数量にまで達していることをします。
(彼が行ってから3日になる)
以上、読んでいただきありがとうございました。