

本記事の内容
「すべて、全部」を表す中国語の中で「全部」と「所有」と「一切」があります。
本記事は中国語の「全部」と「所有」と「一切」の使い方の違いを紹介します。
【中国語】「全部 /所有 /一切(すべて)」の意味の違いと使い分け
「全部」の意味と例文
名詞
日本語と同じ使い方で、数量や範囲の総和を表します。
(これは問題の一側面で,問題のすべてではない)
上記例文では「全部」は目的語になっていますが、「所有」ではこのような使い方はできません。
形容詞
日本語の「すべての+名詞」のように後の名詞を修飾する形容詞としても使えます。
修飾する名詞は人や物が対象であり、日本語との差異はほとんどないので特に苦労することなく使えます。
(あなたからの全ての質問に回答できましたか?)
「所有」の意味と例文
中国語の「所有」は形容詞として「すべての+名詞」という使い方があります。
使い方のポイントは一定の範囲内で個々のイメージを意識できる状態でのすべてのものが対象になります。
(すべての計画はすでに決められた)
上記の例文ではすでに存在している個々のな計画があってそのすべてが決定されたことを表します。
「一切」の意味と例文
中国語の「一切」はその事物のありとあらゆるものを強調する代名詞です。
日本語では「一切(いっさい)」の意味で程度を表す副詞的な使い方がありますが、中国語ではないです。
(すべて順調ですか?)
「一切」は代名詞のため、名詞といっしょに使わなくても主語や目的語として使えます。
「全部 /所有 /一切」の対象となる範囲を比較すると、「全部<所有<一切」になります。
日常的には「全部 /所有」が多く使われますのが、どちらか迷った場合はぜひ本記事を参考にしながら使い分けみてください。
以上、読んでいただきありがとうございました。