インドネシア語の文章を読んでいるとmemperが付加された単語が登場します。
またmemとperが合体したmemper動詞は接尾辞に-kan ,-iが付加する場合もあればないものもあります。
接尾辞に-kan ,-iは厳格な意味の違いで区分けすることはできないので、memper動詞自体を覚えたほうが学習効率は良いです。
今回の記事で接頭辞memperがどのような役割を持つのか代表的なパターン紹介します。
より〜にする
memper+形容詞の組み合わせよってもともとの形容詞が持つ意味からさらに程度が大きくなります。
- tegas(明らかな)⇒mempertegas(明らかにする)
- kaya(豊富な)⇒memperkaya(豊富にする)
- cepat(早い)⇒mempercepat(早くする)
- besar(大きい)⇒memperbesar(大きくする)
- kecil(小さい)⇒memperkecil(小さくする)
- dalam(深い)⇒memperdalam(深める)
- indah(美しい)⇒memperindah(美しくする)
- mudah(簡単な)⇒mempermudah(簡単にする)
- sulit(難しい)⇒mempersulit(難しくする)
- panjang(長い)⇒memperpanjang(長くする、延長する)
- lembut(柔らかい)⇒memperlembut(柔らかくする)
- baru(新しい) ⇒memperbarui(更新する)
形容詞の基礎を覚えておけばmemoerを使うことでさらに語彙力を向上することができます。
saya ingin menperdalam pengetahuan budaya indonesia
(私はインドネシアの文化の知識を深めたい)
形容している程度が変化させることを強調したいときにmemper+形容詞を使います。
〜させる
動詞+接尾辞kanと組み合わせてその動詞の動作をさせる意味を表します。
- melihat( 見る)⇒memperlibatkan ~を見せる
Dia memperlibatkan cara belajar bahasa Indonesia dangan bagus
(彼は素晴らしいインドネシア語の勉強方法を見せました。)
- memperlibatkan ~を聞かせる
penyamyiyang terkenal itu memperlibatkan lagunya kepada penonton
(その有名な歌手は観客に歌を聞かせる)
〜になるようにする
名詞+kanでmemerを付加することでその名詞の状態になるようにするという意味を表します。
mempermasalahkan 問題にする
masalah 「問題」という名詞にmemper を付加して「問題にする」という意味を表します。
saya mempersoalkan kuolitas buruk dalam produksi di pabrik
(私は工場の生産の中で品質悪化を問題にします。)
まとめ
上記でパターン別に使い方と意味を紹介しましたが、自分がよく使うパターンに絞るとmemperを使った単語は全部合わせてもそこまでないはずです。
最初から全部文法のパターンを覚えようとさずに学習過程でmemper動詞が登場したら一つずつ意味を確認しておきましょう。
付加される前の単語の品詞と意味が理解できていれば、簡単に理解することができるでしょう。