中国語の「到底」と「究竟」はどうやって使い分ければいいの?
中国語の「到底」と「究竟」は副詞でいろんな意味があるんだ、使い分けをわかりやすく解説しよう
本記事のテーマ
本記事を読むことで中国語の「いったい」を表す単語
到底(dàodǐ)
究竟(jiūjìng)
の違いが理解できます。
到底/究竟(いったい)の使い分け
到底の意味と例文
意味
[副詞]いったい、ついに、なんといっても
[動詞]やり抜く
[動詞]やり抜く
ポイント
副詞については日本語に訳すと複数のニュアンスがありますが、語気を強める用途に用います。
日本語読みだと到底(とうてい)ですが、中国語では意味が異なります。
動詞として使う場合は徹底的に物事をやり遂げるときに使います。
例文 [副詞]いったい
到底怎么了?
(いったいどうしたの?)
例文 [副詞]ついに
他终于买了新的手机
(私はついに新しい携帯を買った)
この場合の「「终于」と入れ替えすることができます。
例文 [副詞]なんといっても
不管好不好,到底是人家的一片心意
(良くも悪くもなんといっても家族の気持ちです)
例文 [動詞]やり抜く
我坚持到底
(私は最後までやり抜く)
究竟の意味と例文
意味
[副詞]いったい、なにしろ
[名詞]結果
[名詞]結果
ポイント
疑問文や平叙文に使われて語気を強めるや役割があります。
名詞としての使い場合は一部始終のニュアンスで「結果」を表しますが、中国語の初級、中級レベルでは覚ええなくでも問題ありません。
究は「究める」、竟は「終わり、最後」の意味も持つ漢字を組み合わせているので、全体的に結果に関連したニュアンスがあります。
例文 [副]いったい
这个问题的原因究竟在哪里?
(この問題の原因はいったいどこなんだ?)
例文 [副]なにしろ
他究竟去中国留学,会说流利的中文
(彼は中国に留学しているだけあって、流暢な中国語が話せる)
例文 [名詞]結果
大家都想知道这个究竟
(みんなこの結果を知りたい)
到底と究竟の違いを詳しく解説
- 副詞の場合は入れ替え可能
- 究竟は書き言葉に使われる場合が多い
- 主語が疑問詞の場合は主語の前に置く
- 到底は動詞、究竟は名詞として使われる場合がある
結論から言うと「いったい」の意味で使う場合の「到底」と「究竟」の違いはなく、入れ替えができます。
但し、副詞としは日本語の「いったい」とは異なるニュアンスで使われる場合もあるので前後の文脈から判断する必要があります。
会話の中で原因や結果をぜひ知りたいとうときにぜひ「到底」を使ってみてください。
以上、読んでいただきありがとうございました。
CHECK
中国語の学習を通して使い分けに苦戦した単語を紹介しています。新しい単語を学習するときに使い分けがわからない場合は是非参考にしてください。中国語の似ている単語の使い分けは曖昧なままにしておかないのが語感を鍛えるためには重要です
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