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中国語の助動詞で覚えておきたいことを徹底解説【一覧まとめ付き】

    Kanya
    中国語の助動詞っていろいろあるけどどうやって勉強すればいいの?
    Shin
    中国語には助動詞は少し複雑な要素があるけど、しっかり整理して覚えていけば問題ないよ

    本記事の内容

    本記事では中国語の助動詞について覚えておきたいことを解説します。

    中国語の文法の初級レベルも学ぶ機会あるのでぜひ本記事を参考にしてください。

    中国語の助動詞で覚えておきたいこと

    中国語の助動詞を勉強する上で覚えておきたい文法的な特徴を記載します。

    中国語の初心者の方は読んだだけでピンとこないかもしれませんが、助動詞に慣れていくにつれて理解できるようになるので安心してください。

    • 1つの助動詞に複数の意味がある
    • 肯定形と否定形で使い方が異なる場合がある
    • 助動詞の意味は大きく分けて能力、願望、義務、予定、推測を表す
    • アスペクト助詞「了」「着」「过」といっしょに使わない
    • 疑問形は文末に「吗」をつけるか、「助動詞+不+助動詞」で表す

    詳しく解説します。

    1つの助動詞に複数の意味がある

    中国語の助動詞の大きな特徴としては1つの助動詞でも複数の意味があり用法がそれぞれ異なることです。

    代表的なものだと助動詞「要」が以下の3つの意味があります。

    1. 「~したい、~するつもり」
    2. 「~する必要がある、~をしないといけない」
    3. 「~べきである」

    他の助動詞も基本的には2つ、3つほど意味を持っている場合があり、文脈によって判断する必要があります。

    そのため、異なる助動詞でもニュアンスが若干異なり使い分けが必要な場合もあるので注意が必要です。

    肯定形と否定形で使い方が異なる場合がある

    否定形にするには基本的に「不」を使って表しますが、中には例外もあるので覚えておかないといけません。

    例えば助動詞「要」の否定文をつくるときは「不要」ではなくて、「不用(~しなくてもよい)」を使います。

     
    他来了,你就不用去了
    (彼が来たのであなたは行く必要はない)

    助動詞の意味は大きく分けて能力、願望、義務、予定、推測を表す

    助動詞の意味は以下の表のように分類することがです。

    能力  会 能,可以
    願望  想,要
    義務  应该,得,要
    予定  要
    推測  会,能,可能

    上述した通り「会」「能」「要」のように複数の意味で使われる助動詞もあるので混同しないようにしましょう。

    また、「想」「得」「要」は動詞として使われる場合もあるので文型から見分けるようにします。

    アスペクト助詞「了」「着」「过」といっしょに使わない

    助動詞は基本的に動詞と組み合わせて使います。

    ですので同じように動詞と組み合わせて使うアスペクト助詞の「了」「着」「过」は助動詞といっしょに使うことができません。

    疑問形は文末に「吗」をつけるか、「助動詞+不+助動詞」で表す

    助動詞を使った疑問文のつくり方は文末に「吗」をつけるのが一般的です。

    助動詞によっては会不会などのように肯定形と不定形を並べて疑問文を表すこともできます。

    中国語の助動詞一覧まとめ

    覚えておきたい助動詞を紹介します。

    会・能・可以

    中国語で可能を表す助動詞は「会」、「能 」、「可以」の3つがあります。

    日本語に訳すとどれも”~できる”ですが、用途によって使い分けが必要です。

    別の記事で助動詞「会」、「能」、「可以」の使い分けをわかりやすく解説しているのでぜひご覧ください。

    また、助動詞「会」は推測の意味としてもよく使われるのでぜひ覚えておきましょう。

     
    今天不会下雨的
    (今日雨になるはずはない)

    中国語の「想」は動詞で”考える、思う”とかで使われますが助動詞としても使います。

    助動詞の場合は「~したい」という願望を表します。

     
    我想去中国旅游
    (私は中国に旅行に行きたい)

    中国語の「要」は”ほしい、もらう”という動詞の他に助動詞としての使い方もあります。

    助動詞として使い場合は複数の意味があるため、いづれも文脈から読み取る必要があります。

    願望

    「~したい、~するつもり」という願望を表しますが、「想」より強い願望を表します。

    ですので後に置く動作の意思の強さによって「想」と使い分けをしましょう。

     
    我要去中国留学
    (私は中国に留学に行くつもりです)

    義務

    「~する必要がある、~をしないといけない」という義務を表します。

    義務を表す助動詞「应该」と比較してより強く、主観的、自発的なニュアンスが含まれます。

    否定文をつくるときは「不要」ではなくて、「不用(~しなくてもよい)」を使います。

    「不要」では禁止を表すときに使うので、混同しないように注意が必要です。

    予定

    「~する予定です」という予定を表します。

     
    明天我要参加大赛
    (明日私は試合に参加する予定だ)

    应该

    「~すべきである」という義務を表します。

    義務を表す助動詞「要」と比較して、客観的なニュアンスが含まれます。

     
    他应该认真学中文
    (彼は真面目に中国語を勉強しなければならない)

    会話中質問の答えとして「当たり前だ」という意味で単独で使用することもできます。

    否定文は「不应该」を使います。

     
    他不应该浪费時間
    (彼は時間を無駄遣いするべきではなかった)

    「~しなければならない」という義務を表します。

    義務と表す「要」と比較すると義務的な事柄使います。

    発音は”de”ではなくて” dei”なので注意しましょう。

    「得」の否定形は「不得」とはならずに、「不用」を使います。

    愿意

    「~したい、」という願望を表しますが、喜んでしたいという主観的なニュアンスを含みます。

     
    我很愿意帮助你
    (私は喜んであなたのお手伝いをしたい)

    以上、読んでいただきありがとうございました。

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