本記事では中国語の学習を始めようとしている人や始めたばかりの人向けに中国語の勉強で知っておきたいことを紹介します。
この内容を知っているだけで中国語の勉強を効率的に行うための重要な知識なのでぜひご覧ください。
中国語の標準語は中国以外でも使える
中国語には日本語の方言以上にさまざま種類がありますが、外国人が一般的に習うのは北京語といわれる標準語です。
現在の中国内の教育においてもこの標準語が使われているので、標準語を習得すれば中国のほとんどの地域で使えることになります。
また、中国語は中国以外にも台湾や香港、マレーシアやシンガポールなど東南アジア諸国でも使える場合があります。
ただし、それぞれの地域や個人に方言の度合いや標準語の使用程度も異なるので、標準語を覚えればどこでもコミュニケーションがとれるってわけではありません。
がむしゃらにいろんな種類の中国語を学ぶよりもまずは共通で使われている標準語を覚えてほうが効率が良いということです。
日本語の漢字も使われている
中国語で使われている文字は日本語の漢字と同じものであってり、似ていたりするものが多いです。
中には漢字の形と意味が日本語と全く同じものもあるため、日本人にとって中国語の勉勉がやりやすいのが事実です。
中国語で使われている漢字は簡体字と繁体字の2種類に分かれていて、テキストで学ぶのは簡体字の方です。
中国語の簡体字は中国語政府が漢字を覚えやすくするやために繁体字より形状をシンプル画数も少なくした経緯があります。
日本人にとっては繁体字の形状の方が馴染みがあるため、中国語の簡体字に最初は違和感を抱いてしまいますが自然と慣れるので案外日本語より読み書きしやすくなります。
英語の文法より簡単
中国語の文法は英語に近いとよく言われます。
基本の語順の主語+述語+目的語のため、英語の語順に慣れている人は中国語にも応用できます。
また中国語は英語の文法より覚える項目が少ないので。文法学習にそこまで苦労することはありません。
代表的な違いで言えば動詞の活用変化(過去形や過去完了形)がないので、単語の勉強に余計が時間をかける必要はありません。
発音を習得しないと本気で通じない
中国語の勉強で最大の難関とされているのが、発音の習得です。
中国語はローマ字で表記されたピンインと4つの抑揚を表した声調記号を組み合わせて発音します。
言うまでもなく日本語の経験がまったく役に立たないのでゼロから勉強する必要があります。
日本語の音読み、訓読みのような種類はなくて、基本的には1つの漢字に1つの発音で形成されます。
ピンインの読み方は英語のローマ字が読めればなんとかなる場合もありますが、声調を間違う意味も変わってくるのでまったく通じない場合があります。
日本語の発音では一文字づつ抑揚を意識することなんてないので、中国語の声調に苦戦する学習者は少なくはありません。
中国語の発音についてたいていの人は挫折覚悟で勉強を進めていかないといけないため、ぜひこちらの記事も参考にしてみてください。
リスニングは超難関
どんな外国語でもリスニングの習得は難しいですが、中国語では特に露呈します。
いくらテキストの標準語を聞き取れるようになったとしても
ネイティブの話すスピードは速いので頭の中で日本語に変換していると全く追いつけません。
中国語の単語は基本的には1~2文字単位で意味が形成されていて、会話のときは連続的に単語の意味を理解していかなければなりません。
さらに地域差や個人の癖のバラつきも多いため、勉強での成果がそのまま実践で使えるようになるとも限りません。
初めは聴き取れないのが当たり前なので勉強の過程で聞き取れないことがあっても凹まずに地道にスキルを磨いていくしかありません。
自分が単語が知らないのか、聴いてすぐわかるレベルまで習得できていないなど、聴き取れないときの原因をしっかり掴むようにしておきましょう。
また、自分自身の声にだして音読することもリスニング力向上にもつながるのでこちらの記事をぜひ参考にしてみてくだい。
慣用句は成語が日常的に使われる
中国語に日本語と同じように慣用句や4文字熟語のような成語があります。
中国語の単語学習で覚えておきたいことは日本語よりも日常的に登場します。
慣用句や成語は文字からは想像できないものもたくさんあり、種類も膨大あるためかなり奥深い内容です。
検定試験でも中級レベルからは慣用句や成語の知識を問う問題が出題されますが、中国語の知識を深めたいっていう人以外はあまり重視しなくてもコミュケーションには支障ありません。
中国語を数カ月で習得できるコツはない
最後に紹介する内容は中国語を数カ月で習得するコツはありません。
ネット記事やSNSなのでは数カ月で習得できるというキーワードがありますが、あっても特別ケースであるため目標としないほうが良いです。
”中国語を習得する”といっても人によって定義が異なり、目標設定や難易度も変わってきます。
例えば中国語のニュースやSNSの記事を読んで中国語の情報を知りたいといだけであればそこまで時間はかかりませんが、中国語のドラマなどのTV番組を字幕なしで楽しみたいでは目標とする中国語も全然かわってきます。
ぜひ自分自身でどこまでの中国語を習得したいか、段階的でもいいので設定できるようにしましょう。
中国語の初級レベルであれば日本語の知識を活用することで、なるべく短い期間で効率的に学べる方法を別の記事で紹介してますのでぜひご覧ください。
また、別の記事で中国語の勉強に向いている人も紹介しているので気になる人はご覧ください。
当サイトでも中国語の勉強におけるノウハウを無料で公開してますのでぜひ学習の参考に役立ててください。
以上、読んでいただきありがとうございました。