本記事の内容
中国語を習得する迄の時間は個人差がありますが、私の経験上は5~10年かかります。
本記事では中国語の勉強時間に関して必要な時間と効率的に勉強していくための方法を紹介します。
中国語を習得するために必要な勉強時間
”中国語の習得”ってどのレベルを指すかによっても変わってきますが、日常会話やビジネスでの中国語でのコミュニケーションの中で意思疎通が問題なくできるレベルです。
5~10年の習得時間がイメージしやすいように日々の学習時間から計算してみましょう。
一般的に他の外国語も含めて習得に必要な時間は2000~3000時間とされています。
目安として1日1時間、毎日中国語の勉強をしたとして5年でも2000時間に到達はしません。
中国語を学習する日本人のは大半は仕事をしながらが多いので、毎日勉強することもなかなかハードです。
2000時間を超えるためには休日に学習時間を増やすか、学習する年月を増やさないといけません。
よく「○カ月で中国語をマスター」とか短期取得をキャッチフレーズにした教材の広告を目にしますが、ほとんどの人は不可能だと思います。
達成したとしてもその人のセンスと努力の量が特別であり一般的な中国語の習得の目安にもなりません。
中国語の学習過程において努力したけど、試験に合格できなかったり、思うように聞き取れなかった、話せなかったりと自分の期待する結果が得られないのはごく普通のことです。
他の言語もそうですが、初級レベルを卒業すると努力と結果が比例しなくなり、一定以上の勉強時間を積み重ねて少し成長を自分で感じられるようになります。
それまではいろいろ挫折して自身を失うことはありますが、根気よく学習を継続することが中国語を習得する最短の道ということです。
中国語の習得に勉強時間がかかる理由
中国語は日本語と同じような漢字を使っているので比較的に短時間で習得できると思い人もいるかもしれません。
実際に中国語の学習時間で時間がかかる要因としては発音の習得のために勉強する「聞く」や「話す」の技能を養うための時間です。
「聞く」や「話す」の技能については短期の特効薬はなくて普段の勉強から少しづつ蓄積していくことが重要です。
中国語検定やHSKの中級以上のレベルになると短期集中でリスニング対策を行っても実際に全然聞き取れなきて苦戦する学習者は少なくはありません
また、教科書の教材レベルは聞き取れたとしてもテレビのニュースやドラマでの聞き取りはより何度が上がってきます。
ネイティブと話すときも人によっては訛りや癖があるので、聞き慣れるようになるまでは相当な実践経験を積まないといけません。
中国語を習得するには「話す」、「聞く」の技能を向上させるためには膨大な勉強時間がかかることは念頭においといてください。
経験上、時間をかけて身に付いた中国語はなかなか忘れないので費やした勉強時間は無駄にならないと思います。
中国語の習得するまでの無駄な勉強時間を減らす方法
上述では中国語の習得には膨大な時間がかかることを説明しましたが、できるだけ効率的に学習をすれば無駄な勉強時間をを減らすことはできます。
中国語を使う分野を絞る
中国語を使いたい状況って人それぞれ異なると思います。翻訳家でもならない限りは自分の環境で使う分野の中国語の単語やフレーズに絞って勉強します。
例えば私自身の場合は中国語の工場に出張によくので製品や生産に関する中国語を中心に勉強しています。
ビジネス用の中国語テキストって種類が少ないので、現地工場の資料を利用して自分の使いそうな単語やフレーズに絞ることで無駄な勉強時間を減らしています。
中級以降の試験は受験しない
仕事や留学などで資格証明が必要でない学習者の場合は中級以降の試験は受験しない方が得策です。
中国語検定2級~やHSK5級~からの試験を合格するには相当な時間がかかります。
特に中国語検定では実践であまり使わなくてもいい慣用句や成語の問題も多く出題されます。
中国語の知識を増やしたいという人以外は特に受験せずに自分の使いたい分野の中国語の絞って勉強しましょう。
中級以降は会話を重視した学習を重視する
初級で基礎的な単語と文法を学んだあとは会話を重視した学習方法を実践していきます。
会話を重視したおすすめの学習方法は以下です。
- オンライン中国語レッスンを受ける
- 中国語会話教室に通う
- ハロートークアプリでネイティブと会話をする
オンライン中国語レッスンを受ける
中国語のオンラインレッスンではレッスンを受けながらネイティブ講師との会話を練習できます。
注意したいのは講師の話を聞くだけに終わらずに自発的にいろんな質問をしていきましょう。
オンラインレッスンでの学習が主体になると「話す」、「聞く」の技能を鍛える勉強時間が自然と習慣化されていきます。
オンライン中国語レッスンは数社サービスがありますが、おすすめのサービスを別記事で紹介してますのでぜひ参考にしてください。
中国語会話教室に通う
中国語会話教室では質の高い講師が在籍していることが多く、自分にあった学習をいろいろと提案してくれます。
中国語の勉強方法がまだ定まってない時期では提案された勉強方法を実践して自分に合う方法を効率的に見るけることができます。
値段は高額ですが、講師の指導するモチベーションも高いので独学と比較して無駄な勉強時間を減らせる傾向があります。
その他、中国語会話教室のメリットについてはこちらの記事をご覧ください。
ハロートークアプリでネイティブと会話をする
もっとも実践的な学習方法としてはネイティブとのリアルな会話を継続的に行うことです。
ハロートークアプリではネイティブと仲良くなれば会話練習をすることでもできます。
会話の内容はお互い相談して決めれるので、自分の習いたい分野の中国語に特化してリアルな会話が学べます。
もちろん最初から完璧に話せたり、聞き取れたりできないですが日本語を話せるネイティブと交流することができればより安心して学べます。
生のネイティブと会話が実践的なアプトプットの場としては最適です。
ハロートークアプリを使った実践的な外国語の学習方法はこちらの記事を参考にしてください。
以上、読んでいただきありがとうございました。