今回の記事ではインドネシア語の接尾辞-anについて紹介します。
接尾辞-anは単語の後ろに付加すると動詞、形容詞、名詞などに付加すると名詞が派生します。
英語に例えると動詞にsuggest(提案する)に-tionを付加することでsuggestion(提案)の意味になる活用です。
インドネシア語の接尾辞-anの覚えやすいポイントは付加される単語の形が変わらず発音も単純に-anをつけるだけです。
付加する品詞別の使い方を紹介するので是非覚えておきましょう。
動詞に付加する
動詞の接尾辞-anをつけた場合、次のような名詞に派生します。
- bantu(助ける) bantuan(助け、援助)
- makan(食べる) makanan(食べ物)
- minum(飲む) minuman(飲み物)
- baca(読む) bacaan(読み物)
- pakai (着る) pakaian(着るもの)
- jawab(答える) jawaban (答え)
- goreng(揚げる) gorengan(揚げ物)
動詞に-anをつけることで、その動作をする時柄や物に意味がわかります。
直感的にわかるものもが多く動詞のあとに「~するもの」をつければ良いでしょう。
日常会話でもよく登場するので付加されている動詞に着目すれば容易に意味を推測することができます。
boleh saya minta bantuan?
(お願いがあります)
形容詞に付加する
形容詞に-anを付加することでその形容詞の性質を持つものの意味に変わります。
- manis(甘い)manisan (甘いもの スイーツ)
- lapang(広い) lapangan (広いもの、広場)
- asin(塩辛い) asinan(漬物)
動詞に付加する場合と比べてやや名詞になったときの意味はやや複雑になります。
すべての形容詞に接尾辞-anの活用形が使えるではなく限定的なので一つずつ覚えればようでしょう。
名詞に付加する
動詞、形容詞に-anをつけることで意味はそのままで品詞を変える役割がありました。
しかし、名詞に-anを付加した場合は意味が変化します。
laut(海)lautan(大洋)
gambar(絵) gambaran(イメージ)
awal(始め) awalan(接頭辞)
akhir(終わり) akhian(接尾辞)
単位に付加する
時間や量の単位を表すインドネシア語に-anを付加することで意味が派生します。
日常的にも登場しますが、意味は「〜ごとに」「〜毎に」のニュアンスを持ちます。
時間の単位
hari(日) harian (日ごと)
minggu(週) mingguan (週ごと)
bulan(月) bulanan(月ごと)
tahun(年) tahunan(年ごと)
計量の単位
kilo(キロ) kiloan (キロ単位)
まとめ
接尾辞-anはそこまで複雑ではないので文章に触れていくうちに慣れてきます。
単語の後ろに-anを見つけたら原形の品詞を確認すれば意味は推測できるでしょう。
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