本記事の内容
日本語の会話の中でも動作や理由をを伝える時に「〜するから」という表現をします。
本記事では「〜するから」に関連した韓国語で表現する方法を紹介します。
韓国語で「~するから」を表現するには?
韓国語の「니까/으니까」は動作や状態の理由を連体形で表すときに使う表現です。
日本語の「〜するから」、「〜ので」ほぼ同じ使い方です。
動詞や形容詞の語幹のパッチムの有無によって「으」の使い分けが必要です。
動詞・形容詞語幹にパッチムがない
語幹にパッチムがない動詞・形容詞の場合は「니까」をつけます。
韓国語の「니까」を動詞に使う場合
주말 비가 내리니까 집에 있어요
(週末 雨が降るから、家にいます)
動詞「내리다(降る)」の語幹「내리」に「니까」がくっついて「降るから」を表します。
韓国語の「니까」を形容詞に使う場合
바쁘니까 공부시간 이 없어요
(忙しいから勉強時間がない)
例文では形容詞の「바쁘다(忙しい)」の語幹「바쁘」と「니까」がくっついて「忙しいから」を表します。
動詞・形容詞語幹ににパッチムがある
語幹にパッチムがある動詞・形容詞の場合は「으니까」をつけます。
・韓国語の「으니까」を動詞に使う場合
시간이 없으니까 여행 에 안 가겠어요
(時間がないから旅行に行きませんでした)
この場合は動詞のパッチムで「으 」が連音化して発音するので注意しましょう。
韓屋語の連音化についてはこちらをご覧ください。
・韓国語の「으니까」を形容詞に使う場合
밖은 추으니까 집에 있어요
(外は寒いので家にいます)
例文で使われている「춥다(寒い)」のように韓国語の「니까/으니까」は形容詞と使う場合によく不規則に活用が変化します。
不規則活用の基本ルールはありますが、実際は単語ごとに覚えていきましょう。
「니까/으니까」で過去を表す表現
「니까/으니까」を使って過去の動作や状態の理由を表すには動詞・形容詞の過去形を理解できていれば覚えやすいです。
韓国語の過去形について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にご覧ください。
병원에 갔으니까 안심 했어요
(病院に行ったので、安心しました)
「니까/으니까」と「아서/어서」の違い
ここからはさらにステップアップしたい人はご覧ください。
理由を表す韓国語で「아서(アソ)・어서(オソ)」も使いますが、以下のような違いがあります。
「니까/으니까」→主観的な行動に対する理由や原因を表す
「아서/어서」→ 普遍的な結果に対する理由や原因を表す
次の2つの文章を見れば違いはわかりやすいです。
배가 고파서 빨리 집에 갔어요
お腹が空いたので早く家に帰った
배가 고프니까 빨리 집에 갑시다
(お腹が空いたので早く家にかえりましょう)
また、「니까/으니까」は話し手の主観的な判断に基づいて理由を述べる時によく使うので、後の文章には命令や勧誘の表現を使う場合が多いです。
対して「아서/어서」は後に続く文章に命令や勧誘の表現を使うことはありません。
最後の韓国語の命令や勧誘の表現をあわせて紹介です。
まずは命令の表現でよく使われる韓国語です。
〜ください、しなさい 세요 /으 세요
시간이 없으니까 가세요
(時間がないから行きなさい)
しないでください 지 마세요
비싸니까 사지 마세요
(高いので買わないでください)
続いて勧誘の表現でよく使われる韓国語です。
〜ませんか? ㄹ래요/을래요
시간이 없으니까 갈래요?
時間がないから行きませんか?
「니까/으니까」と組み合わせいろんな文章をつくってみましょう。
他にも理由を表す韓国語を学びたい人をこちらの記事を参考にしてください。
以上、読んでいただきありがとうございました。