本記事の内容
韓国語の発音ルールはいくつかありますが、連音化(リエゾンとも言う)はご存知でしょうか?
本記事では韓国語の初心者がぜひとも覚えておきたい連音化の覚え方を紹介します。
韓国語の連音化の覚え方を知らないとまずい理由
韓国語の発音を習得するためは連音化はLiaison)とは、元々はフランス語で起こる音のつながりのことを表していて、避けては通れない道です。
連音化はリエゾン(Liaison)とは、元々はフランス語で起こる音のつながりのことを表し、英語などにも使われています。
わかりやすくいうと英語の「Thank you」は「サンク ユー」と発音するのではなくて「サンキュー」と単語同士の滑らかに発音できるようにします。
韓国語にも同様に連音化の発音ルールがあり、連音化は楽に発音するための文法と思えば理解しやすいと思います。
韓国語で連音化を覚えておかないといけない理由はこちらです。
- 単語の発音を知っていても、聞き取りできない
- 助詞や「~です」など使用頻度が高い語尾には必ず連音化が伴う
多くの言語を習得してきた私自身が感じたのはこの連音化は韓国語の発音ルールの中でも最も重要であるので絶対に覚えておいて損はしません。
理由は詳しく解説します。
単語の発音を知っていても、聞き取りできない
韓国語の連音化は複数の単語から形成された単語でも連音化されて発音が変わります。
他といえば일본어(日本語)は日本(일본)と語(어)を組み合わせた単語です。
일본(日本)
어(語)
それぞれの発音を聞くと、일본(イルボン)と어(オ)なので単純に組み合わせると일본어(イルボンオ)となります。
しかし、連音化により実際に聞こえる発音は일본어(イルボノ)に変わります。
일본어(日本語)
ですので連音化がある場合は連音化が起こった後の発音を必ず覚えていく必要があります。せっかく単語の発音をたくさん覚えても全然聞き取れないケースにならにように注意しましょう。
助詞や「~です」など使用頻度が高い語尾には必ず連音化が伴う
韓国語では動詞や名詞の他に文章にするためには助詞や語尾の活用があります。
助詞や語尾の活用の多くは連音化による発音変化がありますので、連音化を知ってないと文章になった時の韓国語が聞き取れない場合があります。
例えば「日本人です」という文章の場合は일본사람(イルボンサラム)と이에요(イエヨ)を組み合わせますが、「일본사람이에요」発音は「イルボンサラミエヨ’です。
일본사람이에요
(日本人です)
このように連音化は韓国語に正しい発音を習得するための最低限必要な文法ルールですので、ぜひ学習初期段階で覚えておくようにしましょう。
韓国語の連音化の覚え方
韓国語の連音化が起こる条件は単語の一番後ろと次の単語の一番前に着目して以下のようなハングル文字が続いたときです。
- 前の文字がパッチムで終わる
- 後の文字の初声が母音「ㅇ」で始まる
例えば韓国語の基礎単語である있어요(あります)は連音化が起こるので「イッソヨ」と発音します。
있어요→(連音化)→이써요(イッソヨ)[/box]「있어요」の中のパッチム「ㅆ」の部分が 「어」と組み合わさることで実際の発音は「이써요」になります。パッチムと次に続く母音が次の文字とあわせて1つの音になっているのがわかります。
書かれているハングル文字をそのまま読んだ時の発音と連音化が起こった後の発音とは異なるので注意が必要です。
基本は上記の文法ルールを覚えておけば問題ありませんが、例外がいくつかあるので紹介します。
韓国語の連音化の例外ルール
パッチムが「ㅇ」「ㅎ」のときは連音化しない
韓国語の基礎単語である「좋아요(良いです)」のようにパッチムが「ㅎ」のときも連音化は起こりません。
ですのでパッチム「ㅎ」は省略してそのまま発音します。
조어요
パッチム「ㅇ」の場合でも後に「ㅇ」が付く場合は連音化は起こりません。
例えば[영어(英語)]の発音はパッチム「ㅇ」を省略して「ヨンオ」と発音します。
영어
実際の発音を聞いてみるとよりわかりやすいですが、単語を覚えていく上では連音化の例外ルールも覚えておきましょう。
パッチムが2つのときは右側のパッチムが連音化
韓国語の中に2重パッチムといって、1つのハングル文字に2つのパッチムで形成されている場合があります。
この2重パッチムのときは右側にあるパッチムが後の文字の「ㅇ」と組み合わせて発音します。
例えば 「읽어요(読みます)」の「읽」というハングル文字は2重パッチムで形成されているので、右側の「ㄱ」が次の文字の「어」といっしょに発音します。
읽어요→(連音化)→일거요(イルゴヨ)
本記事で覚えた連音化のルールを意識していろんな韓国語の音を聞いたり、口に出して発音して慣れていきましょう。
以上、読んでいただきありましょうございました。