タイ語には動詞の時制変化がないため、場面の状況で判断したりいくつかの助動詞を用いて判断します。
この特徴はタイ語を学ぶ上で重要なポイントです。他言語の特徴である語形変化を全く考えなくていいからです。
ではどうやって過去と未来の出来事を表現するか紹介します。
未来の出来事
未来の出来事を述べる場合は動詞の前にจะ (ジャ)をつけて表現します。
英語の未来形を表現するwillとはニュアンスが異なり、「~することになっている」のようにすでに予定が確定していることを表します。
たとえ未来の出来事でも確定の意味でないときははจะを使わなくても問題ありません。
พรุ่งนี้ ฝน ตก
(明日は雨だ)
จะ (ジャ)は助動詞で動詞の前に置き、意志やかなり確実性のある推量を表すため、未来の出来事でないときも用いるので注意しましょう。
ผม จะ ไป รับคุณ ให้ได้
(私は絶対あなたを迎えに行きます)
(私は絶対あなたを迎えに行きます)
◯過去
過去の出来事を述べる場合はไม่ได้(マイ ダーイ) + 動詞 「しなかった」をつけて表現します。
疑問文の中に動作が過去行われたかを問うときの不定分の回答でよく使われます。
เมื่อวานคุณไปบริษัทไหม?
昨日会社に行きましたか?
ผมไม่ได้ไปบริษัท
行きませんでした。
肯定文では完了の意味を表す動詞+ แล้ว を用いるか、過去を表す単語をเมื่อวานなどのいっしょに使って表現します。
動詞+ แล้ว は厳密に言えば完了形ですが、細かい違いを気にしていては会話のときに言葉が出てこなくなるのでやめましょう。
たったこれだけ覚えればタイ語では過去と未来の出来事を表現できる
วันนี้ ผม จะ ออกไปข้างนอก
(今日私は外出します。)
เขา จะ ไม่ แต่งงาน
(彼は結婚しません)