本記事のテーマ
- 観光英検(観光英語検定)とは?
- 観光英検の試験内容とおすすめ勉強法
- 観光英検のおすすめ対策教材
- まとめ
この記事を読むことで、観光英検の試験内容がわかるの合格するための勉強法がわかります。
それでは解説していきましょう。
観光英検(観光英語検定)とは?
英語の資格試験といえば英検やTOEICがあげられますが、旅行や観光に特化した英語の試験があるのはご存じでしょうか。
最近、観光英語検定試験(TEPT =Tourrism English Proficient Test)と呼ばれていて。旅行分野についての英語コミュニケーション能力と観光知識の有無を測る試験です。
英語を学ぶ動機の中で海外での旅行や観光の中で英語のコミュニケーションができるようになりたいと思っている方もいるでしょう。
また、インバウンド需要の高まりによって多くの外国人が日本に訪れるようになったため、職種によっては日本に居ながらでも外国人とコミュニケーションをとらざる得ない環境になってきました。
公式サイトに試験の情報は記載されていますが、簡潔にまとめましたので手っ取り早く試験概要を知りたい方はこちらの記事を参考にください。
観光英検の試験内容とおすすめ勉強法
公式サイトから過去1回分の試験問題をすべて閲覧可能(解答含む)です。
観光英検2級から各設問の問題内容と学習方法を紹介します。
筆記問題
1.観光用語の単語問題
PART A
英文に下線が引かれていて4つの日本語の選択肢の中からあてはまる単語を選びます。
サンプル問題のように選択肢の日本語が似ている項目もあるため、下線部の意味を正しく把握してないといけないです。
admissionは入場という意味で料金に関する英語でchargeと組み合わせてnoの否定がかかっているので正解はC)にです。
選択肢の単語は観光用語の大半ですが、日常会話で使用している基本英語を知っておけば正答できる問題もあります。
PART B
日本訳の単語に下線部に該当する英単語を4つの選択肢の中からあてはまる単語を選びます。
日本語訳には下線部があるので該当する単語を選択肢から選べば良いだけです。
問題を解くだけならあまり英文の文章を読んで考える必要はありません。
出題されて観光用語については単語帳の旅行観光交通分野の項目や英文のガイドブックなどで普段から触れておく必要があります。
2.会話問題
PART A
対話形式の問題でAが話した内容に対してBの回答として適切な会話文を4つの選択肢から選びます。
Bの選択肢はそこまで似ている内容ではないので旅行や観光のどのシーンがイメージできれば自ずと正答できる問題です。
サンプル問題ではStopover=途中下車と理解できておけば交通機関での対話であることがあります。
後に続く分で荷物の受け取り(pick up luggage)についての問い合わせのため選択肢はDの””となります。
PART B
会話形式の問題でA⇒B⇒Aの会話文の中からどれか一つの会話文の中に空欄があり選択肢の中から適した会話文を選びます。
単語が全部読めなくても3つの会話文の流れの概要を把握すれば正答を選ぶことができます。
サンプル問題ではAの前半部分から神社に店がならんでいる、Aの後半部分ではおすすめ商品を推薦しています。
ですのでBに会話で最も適した内容は商品の購入を試してみることを記載しているDが正解になります。
会話能力の問題では筆記問題としては内容もシンプルで比較的やさしめです、実践的に使わる会話表現も問題の中にたくさんあるので観光シーンをイメージしながら発音して表現力を鍛えましょう。
3 .語句並べ替え問題
選択肢 a ) continue b ) be c ) to d ) popular
英語長文の中に数か所に4つ連続して空欄があり、選択肢の単語を並び替えて該当する空欄の単語を選びます。
サンプル問題ではluxury cruises and trains(贅沢なクルーズと列車)は主語なので後に続くのは動詞および助動詞になり選択肢の中ではcontinueです。
さらにcontinue to be ~で~あり続けるという熟語をしっておけばcontinue to be popular(人気であり続ける)というように並び替えができます。
英文法の基礎知識があれば前後の文脈から英文をつくることはそこまで苦戦することはないでしょう。
英文の内容は旅行や観光の知識が高まる内容のため試験問題を解くときは一通り読解しておくことをおすすめします。
4.英文読解の問題
3つの英語の長文を読んで5つの設問に対して適した選択肢を選びます。
長文の内容は 1つ目は海外の観光事情に関するもので、残り2つは国内の観光事情に関するものです。
TOEICのPART7ような複数のパタグラフで構成されてないのでしっかり読めば正しい選択肢を容易に選択することができます。
この問題でゃ観光に関する内容であると文章を読む前からわかっているので全体の意味が把握しやすいです。
設問の回答だけをするためならすべての文章を読む必要はありませんが、観光事情に関する知識を学べるので練習問題を解くときは一通り読んでおいて損はないでしょう。
英語で記載された観光サイトや観光ニュースを普段から多読しておけば比較的に簡単に感じるでしょう。
5.観光知識の問題
観光英語検定ならではの問題といえるでしょう。
PARTがAとBありますがそれぞれ日本国内と海外の観光事情に関する内容が出題されます。
観光に関する固有名詞や単語がはいる空欄があり、 英文で記載されていている情報ももとに何について述べられているかを選択肢の中から選びます。
問題によってはかなり観光知識を必要とする度合いが高く、英語が把握できたとしても歯が立たない場合もあります。
逆に観光知識があれば英文をすべて読まなくても正確がすぐにわかります。
日本や海外の地理分野の一般知識がいるのは前提ですので日本語の教材で一通り学習しておきましょう。
リスニング
6.写真描写問題
TOEICのPART1にように4つの英文が放送されて写真の内容に最も適する選択肢を選びます。
サンプル問題ではBorder Police(国境警察)とバッグも持った旅行者が並んでいることがわかります。
実際の観光名所の写真が出題されることが多く、予め観光知識があるとリスニングしたときの難易度が全然かわってきます。
7.イラスト描写問題
4つの英文の中からイラストの内容にあった内容を選びます。
サンプル問題では絵の情報で天気に関する内容とすぐにわかりますが、問題によっては文字情報だけの場合もあるので読解力も必要になってきます。
イラストの内容は広告やアナウンス系など様々ですが、英文が読まれるまでにイラスト内の情報を把握しておくようにしておきましょう。
8.対話選択問題
英語が1、2文ほど読まれるのでコミュケーションが成立する返答として最も適した内容を選択肢から選びます。
前半が海外事情、後半が国内事情に関する内容が出題されます。
サンプル問題にようの返答の内容がヒアリングではなく記述されています。
問題文は2回読まれるので会話文の意図が把握できていれば容易に正答は可能です。
9 .会話選択問題
英語の会話文が読まれるので内容に最も適した選択肢を選びます。
前半が海外事情、後半が国内事情に関する内容が出題されます。
会話文のボリュームはTOEICのPART3程度です。
10.長文問題
観光に関する英語の長文が読まれた後に5つ英語の質問があり最も適した内容を選択肢の中から選びます。
前半が海外事情、後半が国内事情に関する内容が出題されます。
ヒアリングする英語のボリュームはTOEICのPART4より多いです。
わからない単語があっても全体的な内容を把握すれば後に続く質問とその回答は単純なものが多いので正答できるでしょう。
観光英検のおすすめ対策教材
過去問題集
問題を一通りやり終えたら観光や旅行に関する表現をチェックしたり発音したりして自分の言葉にできるようにします。少し昔の試験問題ですが、3回分収録されていて解説も充実していたので試験問題に慣れながら英語能力を向上させることができます。
対策問題集
教科書に記載されている英単語の中には世界各国の地名やランドマークの固有名詞が多く登場します。
観光英語検定試験の対策用の教科書だけにそれも旅行中に遭遇するシーンや観光知識が高まるおもしろいコンテンツが多いです。
Webで検索して英語の解説文をリーディングしたり、画像をみて旅行に行っている自分の姿をイメージをしたりすることで英語の定着もよくなります。
EE Video
EEvideoではトラベルガイドを動画で気軽に英語学習ができるサービスです。
動画では字幕と翻訳が表示されてあるので英語が苦手な人でも学習しやすい。
観光案内に関するコンテンツも多数収録されているので、動画学習を通して観光英語を学べる最適なコンテンツです。
まとめ
観光英語試験だけにやはり観光の知識が前もってると問題の難易度はがらっと変わってきます。
2級ではTOEIC600点ぐらいの英語力が必要とされていますが、観光知識がないと少し難しいと思う方もいるかもしれないです。
出てくる英語の単語やフレーズは海外旅行時にけっこう使えるものが多く、自分が旅行中に体験することを想像しながら問題を解きました。
海外旅行で外国語を使いたい、日本観光の魅力を発信したい方や旅行好きの英語学習者にとってかなり魅力的な学習方法です。
検定の勉強で得た英語や観光の知識はかならず旅行中に役に立つことが間違いありません。
英語以外にも観光、旅行分野に特化した教材をもっと出してほしいですね。
やはり語学は自分の興味のある分野から学習するのがベストですね。
様々な外国語の検定試験の紹介をしています。
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