タイ語の検定対策書は種類が少ない
タイ語学習の難しいところは良質な参考書が少ないことやタイ語実用検定の対策書の種類が非常に限られていることです。
タイ語実用検定の公式HPでTLS出版の書籍が紹介はされていますが、1冊で春季と秋季の2回分しかないので十分な問題数をこなせないのが課題です。
そのような状況の中で検定対策としてオススメの問題集がタイ語実力アップ問題集 初級 「単語穴埋め問題」です。
タイ語実力アップシリーズの初級問題集は他にも「並び替え問題」や「会話文選択問題」が出版されています。
その中でも最初にやるべきシリーズとしておススメしたいのが「単語穴埋め問題」単語穴埋め問題です。
実際のタイ語実用検定4級の単語穴埋め問題です。
文章中に一つ穴空いていて、4つの選択肢のタイ単語の中から一つ選ぶ問題です。
タイ語実用検定の問題と同様に設問と選択式の回答ともにオールタイ語で書かれていて発音記号や日本語の表記はどこにもありません。
選択肢の中から正解を見つけるためには自力で問題文のタイ文字を解読する必要があります。
単語穴埋め問題であれば文章空欄前後の単語のタイ文字が読めれば正答がわかる場合あるので、
問題集を使用した学習のモチベーション維持に繋がります。
音声学習と並行して問題集を解こう
しかし、5級を合格して4級受験を決めた人にとっては難解なタイ文字の解読作業によって挫折してしまう人もいるかもしれません。
そんなときはまずは音声学習をしながら学習を勧めていくことをオススメします。
タイ語実力アップ問題集では無料サイトで問題文と解答の音声をリスニングすることができます。
タイ語 実力アップ問題集 初級 「単語穴埋め問題」音声ダウンロードサイト
音声のスピードもそこまでは速くないのでまずは音声をきいてみて、問題文と選択肢を理解できるかを確認しましょう。
タイ語学習の初期段階ではタイ文字を読めるよりも聞き取る方がまだできる人の方が多いと思います。
文章の意味がわかった後は何度も繰り返し聴いたら、今後はタイ語の文字だけをみて自分の口でスラスラ発音できるまでなんども発声練習しましょう。
この時すぐに辞書で調べずに時間をかけてでもいいのでタイ文字を一文字ずつみて間違っていてもいいので発声してみるのが重要です。
何度も聞いた音声と読めなかった文字をこの時にしっかり結び付けておくと記憶の定着もよくなります。
タイ語実用検定はでは長文読解の問題もありますが、まずは単語レベルでタイ文字を読めるようになる必要があります。
問題を解く以外にも学習に役立てよう
問題集の解説ページには正解の選択肢を含めて文章の和訳が掲載されています。
どうしても意味がわからない単語は和訳文から確認してタイ語で発音できるようにしましょう。
このとき語学検定ではありがちなマニアックで普段は絶対使わない単語が登場する場合があります。
このような単語に時間をかけても無駄なので次の問題の勉強にさっさ移りましょう。
いつか使うだろうと思うレベルの単語は覚えなくていいです。
繰り返し学習でタイ文字にだんだん慣れてくる
但し、タイ語で記載された4つ選択肢の中の単語は品詞ごとや関連した単語が出題される場合が多いので、正答以外の選択肢もまとめて読めるようにしておけば語彙力アップにもつながります。全部で問題は100問あるのである程度問題数を解いていくと頻繁に出題される単語や問題の傾向がわかってきます。
なによりもタイ語のみで記載された単語や文章を読解や音読を繰り返すことでタイ文字への抵抗感が少しづつですがやわらいできます。
問題集に中で出題されるタイ文字だけでもまずは読めるようにすることで自信がつくので、中級へのステップアップとしての良い問題集と言えるでしょう。
・タイ語の単語ボキャブラリーを効率的に増やしたい人
・タイ語の初級を卒業して中級への道を歩みたい人
AmazonでKINDLE版のみの販売ですが、検定問題集にしては価格はそこまで高くありません。
スマホにダウンロードすれば隙間時間に少しづつ問題を解けるので効率的な学習を行うことができます。