

本記事の内容
本記事では中国語の文章の末尾によく使われる語気助詞の「呢」の使い方をわかりやすく解説します。
この記事を読むことで、中国語の「呢」の使い方イメージがわかるので実践の場でも使える基礎ができます。
それでは解説していきましょう。
中国語の「呢」の使い方で覚えておくこと
中国語の「呢」を学習する上で使い方で覚えておきたいことをは次の3つです。
- 疑問文の末尾によく使われる
- 通常文では「ですよね」というていねいなニュアンスを表す
- 動作の進行形や仮定条件など文脈によってニュアンスが変わる
続いて語気助詞「呢」の代表的な使い方を詳しく解説します。
①相手への催促を表す
中国語の疑問文で文末に吗を付けるのがオーソドックスですが、呢をつけることで相手に質問の回答を催促するニュアンスを伝えます。
文中に「谁」、「什么」、「怎么」、「哪」 などを含む疑問文に使います。
(学校でどのように中国語を勉強したのですか?)
上記の文章の場合は、質問者は相手の中国語の上手さを目のあたりにしてどうやって勉強したのかを教えてほしい気持ちを表しています。
②反語を表す
疑問文に使う「呢」の中で哪里、怎么などとあわせて使われて反語を表す場合があります。
反語の場合、意味が変わってくるので注意しましょう。
(私はどうして忘れられるだろうか→いや忘れられるはずがない)
③ 事実を相手に確認させたいことを表す
会話の中で相手に確認を求めるときや説得するとき使います。
日本語の「~ですよね、~ですね」と同じニュアンスです。
「还」、「才」、「可」とあわせて「呢」が使われる場合が多いです。
(今日はとても寒いですね)
(時間はまだ早いですよ!)
④動作や状態の継続を表す
中国語では英語の進行形ingの替わりに「正在(在)~呢」を使って動作や状態の継続を表すことができます。
(彼らは今確認しているところだ)
⑤文中での間を表す
文中の中で間を置くときのつなぎ言葉(~でいえば)として使われます。
(ここは以前観光客がたくさんいましたが、現在ではいっさい人がいないです)
⑥仮定を表す
「~なら~」という仮定を表すこともできます。
(気に入ったら買えばいい)
以上、読んでいただきありがとうございました。
中国語の語気助詞を全体的に把握したいという方はぜひこちらの記事を参考にしてください。