本記事の内容
本記事では中国語の「到」の使い方をわかりやすく紹介します。
それでは解説しましょう。
目次
中国語「到」の意味と使い方
中国語の「到」の学習で覚えておきたいポイントはこちらです。
- 動詞、前置詞、結果補語の3つの品詞として使われる
- 「場所に到着する」以外にも「時間や数量が達する」ことを表す
- 結果補語の中でも「到」は超定番
詳しく解説していきます。
動詞「到」の使い方
動詞①「到着する」
他们都到了
(彼らはみんなやって来た)
主語は人やモノ、電車やバスなの交通機関ですが日本語の「到着する」の感覚で使うことができます。
動詞②「やって来る」
日本人の感覚からするとなかなかこの意味はでてこないですが、「(特定の時期が)やって来るを表すときも「到」を使います。
冬天已经到了
(冬がすでにがやって来た)
季節の到来を表す定番フレーズなのでぜひ使ってみてください。
動詞③「(特定の時間に)至る」
特定の時間に至ることを表します。
已经到了睡觉的时间了
(もう寝る時間です)
動詞④「(特定の数量に)達する」
数量が一定の段階まで達することを表します。
新增确诊人数到一万人了
(新感染者は1万人に達した)
前置詞「到」の使い方
中国語の「到」は前置詞としても使われます。
中国語の前置詞は動詞の前に置きます。
中国語の品詞の語順についてはこちらの記事に詳しくまとめていますのでご覧ください。
前置詞として使う場合は次の2つの使い方があります。
前置詞①「~に」
「到」の後ろに目的地を表す場所を置きます。
我到机场去接朋友
(私は空港に友達を迎えに行く)
動詞にはに“来”や“去”を使うことが多いです。
前置詞②「~まで」
「到」の後ろには場所や時間の終点を表す。
每天下午到十点学习
(毎日午後10時まで勉強する)
開始の時点、地点もあわせて表すときは「从~到~」を使います。
結果保護「到」の使い方
動詞の後ろに「到」を置く場合は結果補語として使われます。
結果補語とは動詞の動作をした結果どうなったのかを表します。
結果補語の「到」は動作の達成したことや到達点に達したことを表します。
例文を用いて解説します。
我买到这种商品
(私はこの商品を買った)
動詞の「买」に結果補語の「到」を付けることで、”買う:という動作の結果、商品が購入できた(本来の目的を達成)いうニュアンスになります。
次に到達点に達することを表す場合の例文です。
他终于走到了自己的家
(彼はやっと自分の家にたどり着いた)
この場合は結果補語の「到」の後に場所を表す中国語が使われます。
中国語の結果補語について詳しく学びたい方をこちらの記事をご覧ください。
以上、読んでいただきありがとうございました。