本記事のテーマ
本記事の内容
- 新しいHSK試験形式の変更点
- 新しいHSKの試験までのやるべきこと
中国語の検定でお馴染みの中国語の試験HSKが2021年から新しい試験形式になる予定です。
それでは解説します。
新しいHSK試験の変更点
現在実施のHSKの試験形式って?
現状実施されているHSKの試験について知りたい方はまずこちらの記事を参考にしてください。
新しいHSKの試験形式で主な変更点は主に2つ。
- 試験レベルの等級が6級制から9級制になる
- 听、说、读、写、译、5つの技能の評価指標がある
試験レベルの等級が6級制から9級制になる
新HSKのレベルは1~3級は初級、4~6級は中級、7~9級は上級と分類されます。
CEFR、ACTFLなどの海外の言語能力の等級に適当するためです。
特に上級の7-9級に要求される語彙力が高くなると予想されています。
このような理由は現時点では最高の級であるHSK6級は300万点中180点以上あれば合格です。
180点で合格した人と300点近くで合格した人では能力の差の雲泥の差はありますが、同じ等級で扱われていました。
この課題を解決するために上級の区分を設けて、より上級者のレベルをより細かく表すようにするためです。
听、说、读、写、译、5つの技能の評価指標がある
HSKでは听、读、写のパート別に出題されてます。
说の技能に関してはHSKK(口語試験)で対応しています。
H4 HSKKが気になった方は
今回、新しいHSKでは译(翻訳の意味)が追加されています。
”译”の出題内容は明らかになってませんが、普通に考えると和訳する問題です。
しかし、HSKはグローバルで一括して実施する試験なので現状の試験では中国語から特定の言語に翻訳する問題はないです。
今後は”译”の技能に関連する問題内容は注目する必要です。
新しいHSKの試験までのやるべきこと
試験形式が新しくなると現状取得した6級の効果は弱まることは間違いないので、新しいHSKの受験は必要不可欠になるでしょう。
じゃあどのように対策をすればいいのか、という質問に対しては現状のHSKの対策を継続して行えば問題ないと思います。
ただし、5級・6級取得の方は高い等級を取得するために6級取得者でもさらなる学習を重ねてリスニング力や語彙力や向上させていくことが必要です。
5級・6級のテストで対策で使用した問題集を完璧に正答できるまで内容を理解して250点以上のスコアをコンスタントにとれる実力が必要です。
単なる試験テクニックを身につけただけでは新HSKの上級レベルでは通用しないことが予想されます。
また、実践的な中国語のコミュニケーション能力を重視することは間違いないので、普段から教科書以外で中国語に触れる習慣が大切です。
別の記事で中国語の実践的な勉強方法を紹介してますで生活の一部に中国語を取り入れて実践レベルを向上させていきましょう。
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以上、新しいHSKの試験形式に関する情報でした。
正式に決定すれば日本のHSK運営委員会から具体的な内容が発表されるはずなので
その際にまたレビューしたいと思います。