中国語の数字は日本語でもお馴染みの漢数字(一、二、三・・・)を使います・・・・が、
日本人にとって間違いやすい読み方や使い方があります。
本記事のテーマ
本記事の内容
- 数の数え方
- 時間の数え方
- お金の数え方
- まとめ
この記事を読むことで、中国語の数字を使った様々な基本的な表現を効率よく学べます。
それでは解説していきましょう。
数の数え方
二と两の用法
中国語の数の数え方でややこしいNo1は間違いなく数字の2を意味する「二」と「两」の使い分けです。
日本語の2にはここまで複雑な使い分けはないため、優先的に学習する必要があります。
「二」を使う場合 | 「两」を使い場合 |
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3桁以上の数え方
0は零(líng )と読む
3桁以上の数字で10の位に0が入っている時は読み方に注意が必要です。
10005 = 一万零五(yī wàn líng wǔ )
最後の位の0は省略しても良い
数字の最後の位にある0は省略される場合があります。
1.50 = 一点五(yī diǎn wǔ )
電話番号などの注意点
中国語での電話番号は並んでいる数字を一つずつ読みますが、”1”は七(qī)の発音と区別を明確にするために一(yī) ではなく幺(yāo )を使います。
小数
中国語の小数の読み方は小数点を点(diǎn )並んでいる数字を一つずつ読みます。
分数
日本語の「○分の○」の”分の”に該当する部分を分之(fēn zhī)を使って表します。
割合(%)
中国語の%(パーセント)は数字の前に先に百分之(bǎi fēn zhī)を使います。
日本語は数字のあとのパーセントを使いますが、全く反対なので注意しましょう。
倍数
数字の後に倍(bèi)を使って表します。
1倍って日本語ではなかなか言いませんが、中国語では元々の2倍になることを指します。
日本語のニュアンスの2倍を表すためには、「到」を使います。
序数
概数は数字の前に第(dì )を使って表します。
概数
概数を表す時に連続した数字を並べて表す時があります。
この時は読み方は並んでいる数字を一つずつ読みます。
日本語では「1つ、2つ・・・」のように句点をいれますが、中国語の場合は数字を並べるだけなの前後の文章から概数であることを把握しないといけません。
計算式
中国語の計算では+(プラス)などの計算記号も全部中国語で表します。
- + 加
- ー 减
- ✖️ 乘
- ➗ 除
- = 等于
時間の数え方
年号
中国語の年号は表示方法が日本語と全く同じですが、読み方は異なり並んでいる数字を一つずつ読みます。
時刻
中国語の時刻表現は日本語の「時、分、秒」に対応する「点(diǎn )、分(fēn)、秒(miǎo )」を使って表します。
覚えておきたい用法
・「15分」の単位を一刻で表す
・〜分前の表現は「差」使って表す
6時まであと10分という意味を表しています。
時間量
中国語の時間量の表現は日本語の「時間、分、秒」に対応する「(个)小时(xiǎo shí )、分钟(fēn zhōng )、秒(miǎo )」を使って表します。
日本語では「分」だけ時刻と時間量の両方を表すことができますが、中国語では区別が必要です。
お金の数え方
お金の単位
中国語のお金の単位の読み方が異なります。
基本会話であれば紙幣の最小単位である元(块 )を覚えるだけで十分です。
書き言葉: 元 yuán 角 jiäo 分 fën
話し言葉:块 kuài 毛 máo 分 fën
ちなみに中国語の検定試験では話し言葉の块 (kuài)の方が使われます。
中国語の通貨よりも日本の円での価格相場を知っている場合が多いの日本円(日元 rì yuán)の中国語読みの方が私自身がよく使います。
割引の表し方
割引は打○折(dǎ ○ zhé)を使って表します。
注意したいのが○に入る数字は割引する数字ではなくて割引した後の価格の割合を数字で表します。
中国の店でよく見かける価格の表示に使われているので是非覚えておきましょう。
まとめ
本記事では日本語との違いに着目しながら数字に関する基本的な表現紹介しました。
試験問題などでは日本語と異なる文法の部分を重点的に出題されるので、試験対策にも本記事の内容は参考になります。
数に関係した文法で量詞がありますが、別の記事で解説しているのであわせて読んで頂ければ幸いです。