本記事のテーマ
中国語の文法のテキストで存現文という文型があります。
学習する文法の中でもマニアックな分類で理解しづらい学習者が多いと思います。
本記事では中国語の存現文の勉強方法が短時間で理解できます。
中国語 存現文の使い方
中国語の存現文を使う理由は その場面の出来事が未知なることが起きたことを表現するためです。
存現文の最大の特徴は通常の語順ルールとは異なります。
存現文の語順はついてはこんな感じです。
場所/時間+動詞+人/モノ
(明日も雨が降るでしょう)
日本語に訳すと主語の「雨」が目的語の位置にあるのがわかります。
雨が降ることは未知なる出来事なので存現文の代表として下雨がよく使われています。
日本語に訳せば語順の違いがありません。
通常の中国語文法の語順とは異なる特殊な語順になるので試験でもとく出題されます。
中国語の基本語順ルールを詳しく知りたい方はこちらの記事をご覧ください。
存現文の種類
存現文として使われる場面はこの3つに限られています。
- 自然現象の発生を表すとき
- 出現/消失を表すとき
- 改めてその存在を表すとき
使われる語句も決まっているので文章ごと型として覚えたほうが効率が良いです。
自然現象の発生を表すとき
”自然現象=あらかじめ予知できないことが多い”になるので存現文との相性は抜群です。
代表的な例文を紹介します。
(大雨が降ってきた)
(春に強い風がふいた)
注意したいのが雨などの自然に関する語句は全てが存現文とうわけではありません。 雨が止む前は自体は存在して未知なものでないので存現文は適用しない。 毎回この解釈をしていると学習に無駄な時間をかけてしますので、表現をまるごと覚えてた方がやはり効率的です。 存現文に使われる動詞は出現/消失を表す動詞がよく使われます。 この種類の存現文の使い方は以下の傾向があります。 英語の”a”と同じ理由で会話の中で意図せずに発生した情報に対しての数助詞を付けています。 ですので具体的な数という意味ではなくて不特定の新しい情報を表します。 動詞に加えて出来事が変化したことを強調するために”変化”を表すアスペクト助詞「了」や“~下”、“~进来”、“~过来”などの方向を示す補語をああわせて使います。 存現文はすでに存在している現象でも話し手によって改めて存在を認識する場面でも使います。 現象が継続して存在しているので持続を表す着がと動詞の後に付きます。 この記事の内容だけで十分です。 存現文は検定試験の語順問題によく出題されます。 但し、文法的な知識として知っておく程度で十分です。 存現文がなくてもネイティブとの基本会話は成立します。 中国語の文法は特殊なケースが多いですが、特に覚えなくても実用的には問題ないです。 以上、読んでいただきありがとうございました。 [kanren postid=”3884″]
リンゴの木の花が咲いた
雨停了
雨がやんだ
出現/消失を表すとき
(その時に一つの問題が生じた)
树上掉下了一片树叶
(木の葉っぱが落ちた)
改めてその存在を表すとき
(ベッドに人が横になっている)存現文の勉強方法
結論