中国語で複数の選択肢があることを表す「或者」と「还是」ですが、それぞれの持つ使い方には違いがあります。
どちらも中国語の学習初期段階で登場する中国語なので、違いをしっかり理解しておきましょう。
「或者」と「还是」の決定的な違い
覚えおきたい違いは「あるいは」の意味で用いられるときは或者は平叙文(通常の文)で使われます。
それに対して还是は疑問文では使われることが多いです。
(平叙文でも使われる場合もあります)
この使い方ができるだけでも中国語を使いこなす上ではかなり楽になります。
(彼に聞いても私に聞いてもどちらでもよいです)
或者は選択肢となる文の始めにそれぞれ使います。
(少し見せてくれないか,本でも雑誌でも新聞でも何でもよいです)
3つ以上ある場合は英語のandの使い方同様に最後の選択肢の前だけに或者を使います。
(あなたは水曜日に出発しますか、土曜日に出発しますか?)
还是は選択肢の文の間に一回だけ使います。
複数の選択肢の文の中で还是が使われる場合は疑問を表していることが多いです。
私は彼が中国語を勉強したいのかどうかわからない
上記の文章のように平叙文のなかでも疑問文を表す句があれば还是が用いられることがあります。
その他の使い方
或者と还是のあるいはの意味以外で頻繁に使われる意味を紹介します。
慣れてければ文章の中から意味の違いがわかるようになりますので、まずはどんな意味があるのがだけでも覚えておきましょう。
或者 〜したり、〜したり
いくつかの動詞句を接続してある複数の動作の状況を表すことができます。
(生徒たちは球技をしたり,ランニングしたり,歌ったり踊ったりしている)
“有的〜有的〜”や“有时候〜有时候〜”でも同様の意味を表します。
或者 もしかすると
副詞として「もしかすると」の意味で僅かな可能性を表します。
「あるいは」と同様に頻繁に使われる用法です。 副詞として相変わらず.やはりの意味で動作や状態が間違いなく変化がないことを表します。 「あるいは」の意味である接続詞の用法以外にも副詞としての用法もある
(もしかするとあなたに役立つかもしれない)还是 やはり
(やはりお金が必要ですね )まとめ