本記事の内容
本記事では中国語の発音の学習において軽声との関わり方を解説します。
中国語の軽声の見分け方は?覚えておきたいルールを解説
中国語の発音や声調を学ぶ過程で”軽声”という言葉が登場します。
中国語の軽声はとは声調がなくて軽く短く発音されるものです。
例えば中国語の学生(xué・sheng)です。
第2音節の生は軽声であるので声調記号が付いてません。
結論からいうと中国語の実用面の学習においては特別に勉強する必要はありません。
理由は以下の3つです。
- 1音節の単語(意味を持つ)には軽声はない
- 2音節の単語については最初の声調が正しく発音できれば通じる
- 単語単位で軽声を習得していくしかない
- ネイティブでもルールがあいまいに使っている
中国語の軽声は厳格なルールがなく、長い習慣の中で決まってきたもので、ネイティブでも個人や方言よっても軽声を使うかどうかの基準が異なります。
ですので非ネイティブの私たちがルールを理解できるはずがありません。
実用面においては中国語の声調では最初の声調を正しく発音できていれば前後の文脈から意味は理解できます。
単語単位で声調を学んでいく過程で自然と軽声も身についていきます。
その際に覚えておきたい軽声を使うルールを紹介します。
最低限覚えておきたい中国語で軽声を使うときのルール
中国語で軽声を使う単語は特徴があります。
すべての軽声を使った単語には当てはまらないですが、覚えておくと声調の学習が少し楽になります。
以下紹介する単語は軽声を使います。
①助詞:「的」 「地」 「得」
②助詞:「了」 「着 「过」
③語気助詞 「吗 吧 呢
④同音を重ねた単語の第2音節:爸爸 、看看
⑤接尾語の第2音節:我们,孩子
⑥方向補語の第2音節:走来 进去
④を除いて 単独で使った場合に意味を持たない単語に軽声が使われる傾向があります。
逆に言えばこれらの単語は声調を意識しなくて発音しなくていいので、声調を覚える手間が省けます。
中国語の初級レベルで軽声を使う単語
中国語の初級単語で軽声で使われている単語を一部紹介します。
- 漂亮 piàoliang
- 告诉 gàosu
- 意思 yìsi
- 认识 rènshi
- 父亲 fùqīn
- 这个 zhège
- 谢谢 xièxie
- 意见 yìjiàn
- 客人 kèrén
- 厉害 lìhai
- 大夫 dàfū
- 热闹 rènao
学習初期で習う単語でも軽声の発音がけっこう多く使われていますので、単語を覚えていくときにぜひ声調を意識しておきましょう。
以上、読んで頂きありがとうございました。