本記事の内容
本記事を読むことで中国語の「是」を使った便利な表現がわかりやすく学べるので中国語の語感も向上できます。
それでは解説しましょう。
目次
中国語の「是」の使い方
中国語の「是」は基礎単語ですが、使い方に意味が異なります。
動詞「~である」
中国語の「是」の最も基礎的な使い方として動詞の「~である」があります。
動詞の「~である」の使い方で覚えておきたいポイントはこちらです。
- 英語のbe動詞に近い
- 数量を説明するときは省略される場合がある
- 形容詞の述語文には基本使わない
英語のBe動詞に近い使い方で、「是」の前後で等しい関係であったり、前の言葉が後ろの言葉に属するときに使います。
我是日本人
(私は日本人です)
英語と少し異なるのが「是」の前後に置けるのは単語だけじゃなくフレーズも使えることです。
这本书是我以前借的
(この本は以前私が借りたものです)
また、中国語の「是」で日付、時刻、年齢、価格などの数量表す場合は「是」が省略されます。
代表的な例文を紹介しましょう。
我今年三十岁
(私は今年30歳です)
但し、否定文のときは「是」省略できません。
我不是三十岁
(私は今年30歳ではありません)
形容詞を述語として使うときは「是」を使いません。
这个景色很漂亮
(この景色はきれいです)
この点は英語のBe動詞と大きく異なるので間違わないようにしましょう。
中国語の形容詞について詳しく学びたい人はこちらの記事を参考にしてください。
次に「是」を日常会話でよく使う便利な表現を紹介します。
中国語の「是」を使った便利な表現
次に「是」を日常会話でよく使う便利な表現を紹介します。
是的 「そうですね」
「是」の一言で「そうです」を表します。
「是」単体だと少し硬いニュアンスがあるので、「是的」も方がよくつかわれます。
你是日本人吗? 是的
(あなたは日本人ですか?はい、そうです)
是不是 疑問文「~ですよね?」
文末に「吗」をつける以外にも是不是をつけることで疑問も意味を表します。
是不是太近了?
(近すぎませんか?)
通常の「吗」を使う疑問文と比べて語気を和らげる役割を果たすことが多く、必ずしも返答を求めているわけで
会話文のときにつかわれるときは一瞬で是不是が発音されるので、疑問文であることを注意して聞かないといけないです。
是~的 動作を具体的に表現
既に行われた動作がどこで、どうやって、何のために行われたのかを具体的に表現する
我是在日本学中文的
(私は日本で中国語を勉強しました)
~是~ 「~であることは~なのだけど」
「是」の前後の同じ言葉を繰り返して使うことで譲歩を表すことができます。
他帅是帅,可是性格不太好
(彼はかっこいいことはかっこいいが、性格があまり良くない)
是否 「~であるかどうか」
中国語の「是否」は副詞の役割で「~であるかどうか」
我是否参加,还没决定
(参加するかどうかはまだ決めていません)
以上、読んでいただきありがとうございました。