本記事の内容
本記事では中国の11月11日の「光棍节」について詳しく説明します。
目次
「光棍节」、「双11」、「独身の日」とは?
11 月11日は中国語「光棍节」、日本語では「独身の日」といわれていて独身であることを自虐的に祝う意味がありました。
「光棍」は中国語のスラングで「独身者」という意味であるが、「棍棒だけ」の意味にもとれるため、「1」を棍棒に見立て「1」が4つも連続して並んでいるこの日が「棒だけしかない日=独身者の日」として中国のインターネットでジョークとして広がりました。
最近では「独身の日」はインターネット通販各社が独身でも家で楽しめるように大規模な値引きセールを開催しています。
「独身の日」のセールは中国では「双11」と呼ばれ、アリババが2009年に始めました。
この時期になると中国では街角やネットで多くの「双11」に関連した広告を見かけます。 この値引きセールによる爆買いは日本のメディアでも取り上げられるようになってきています。
販売量だけでみると「双11」だけの売り上げ額が日本の楽天の売り上げ額の1年分とかに匹敵する規模です。
また、「双11」の別の表現として近年ですが「剁手节」と呼ばれています。
中国語で「剁手」は手を包丁で切るという意味ですが、買い物がやめられない状態を阻止するために自分の手を包丁で切るしかないというニュアンスがあります。
「光棍节」に関する単語と例文
ここからは「光棍节」に関する単語や例文を紹介します。
中国語の1年のイベントを語る上で欠かせない日なので、ぜひ中国語で表現を覚えておきましょう。
光棍节 「独身の日」
光棍节是中国单身汉的节日,也是庆祝单身的日子
(光棍节は中国の独身の日という意味で、独身の暮らしを祝います)
购物狂欢节 「買い物の日」
中国語は「狂欢」は「大はしゃぎする」という意味です。 買い物に没頭する「独身の日」にはまさにうってつけの言葉です。
最近在中国最受关注的新闻就是双十一购物狂欢节了
(最近中国語での最も注目されているニュースは「双十一」の買い物の日です)
网购 「ネットショッピング」
网络购物の略で「ネットショッピング」や「通販」と同じ意味です。 ちなみに预购は事前予約することです。
网购已经成为我们购物的主流方式
(通販は私達の買い物の主要なやり方になっています)
爆买 「爆買い」
日本語の「爆買い」と同じ意味です。
中国人去日本爆买
(中国人が日本に爆買いに行く)
买买买 「買いまくる」
中国語の「买买买」は狂ったように買いまくる行為です。
「独身の日」以外にもSNSなどではよく見かけます。
买买买的时候好开心,看到账单的时候遭受冲击
(買いまくったときはとても楽しいけど、明細見たときはショックを受けた)
打折 「値引き」
中国語の「打折」は「値引き、割引」の意味で商品の価格説明によく使われる言葉です。
「光棍节」のときは破格の値段設定がされる商品もあります。
我买了打折的电视机
(私は割引されたのテレビを買った)
品牌 「ブランド」
中国語の「品牌」は「ブランド」を表します。
国内外の多くのブランドが中国のECサイトで商品を販売しています。
这个品牌的智能手机改版以后很时尚
(このブランドのスマホはモデルチェンジしてとてもおしゃれになりました)
电商企业 「Eコマース企業」
日本の楽天市場と同じように天猫,淘宝,京东などの通販サイトを運営してている 企業が中国にもあります。
电商企业面对”反垄断“等监管措施
(Eコマース企業は独占禁止法などの阻止の監視を受けています)
排行榜 ランキング
「双十一」ではさまざまジャンルに基づいて売上ランキングなどが報道されます。
双十一购物狂欢节过后,报道汇总的双十一品牌排行榜
(双十一の買い物の日のあと、ブランドの売り上げランキングが報道された)
销售 「販売」
中国語「销售额」で「販売額」を表します。
「双十一」では膨大な販売額をアピールしる報道メディアが多くみられます。
双十一销售额又创新高
(双十一の販売額はまた新記録を更新した)
种草 「おすすめする」
ここでの中国語の「草」は購買意欲の意味で使われて、良い商品を紹介して他人の購入意欲を刺激する行為や自身でも購入したい場合に使う用語です。
ネット社会が広がり、多くのSNSの媒体でおすすめ商品を紹介するようなコンテンツが増えてきました。
我种草了这个手机
(私はこのスマホを購入したい)
「种草」の他にも購買意欲という意味の「草」を使った表現があります。
「拔草」 欲しいと思っていたものを買う
「长草」 買いたくて仕方ない
以上、読んでいただきありがとうございました。