本記事の内容
本記事を読むことで中国語の歌がどこまで勉強目的ではあまり役に立たない理由が理解できます。
中国語の歌を使った勉強は役立つのか?
結論
結論からいうと中国語の音楽を聴いたり歌ったりするだけではほとんどで勉強の役には立ちません。
理由はこの3つです。
- 歌のメロディが優先されるので厳格な声調のルールを守らなくても歌える
- ピンインがだいたい合っていても歌えてる感じになる
- 歌の歌詞の中には日常であまり使われない単語もある
歌のメロディが優先されるので厳格な声調のルールを守らなくても歌える
中国語の歌を聴いたり、歌ったりするときは基本的に声調のルールが無視されてしまいます。
メロディにあわせて音程をあわせていくだけで歌えたり、聴いていても心地よく聞こえます。
声調のルールの習得は中国語習得の基礎となる重要なことであるため、残念ながら中国の歌を使って声調を習得するにはとても非効率です。
事実、これまで中国語の歌はたくさん歌えるけど、ぜんぜん聞いたり話したりできない日本人をたくさん見てきました。
ピンインがだいたい合っていても歌えてる感じになる
中国語に限らず歌は流れるように聞いたり歌ったりするので一文字一文字の発音をそこまで重視することはありません。
このためピンインがうる覚えでもなんとなく歌っている感じになるため正しいピンインがいつまで経っても習得できません。
また日本人がよく使うカラオケの機器にはピンインではなく発音がカタカナで併記されている場合もあります。
中国語の発音の中には日本語の発音で表せないものもあるので、カタカナのまま発音を覚えてしまうと正しい発音が身につかなかくなります。
歌の歌詞の中には日常であまり使われない単語もある
歌の歌詞に使われている単語はあまり日常会話dではつかわれないものや書き言葉などが多くあります。
また、日本語訳も見れたりできますが、けっこう意訳されているので単語の意味がなかなか頭に定着しません。
ネイティブと異なる語彙力でその歌詞の深い意味を学ぼうとしてももとより限界があると思います。
中国語の歌を聴いたり歌ったりするメリット
私自身も中国語の歌を10~20曲ほど歌えるよう練習した結果、感じたメリットを紹介します。
- 歌詞の単語の意味を学べば語彙力が向上する
- ネイティブの前で中国語の歌を歌えば共感される
- リラックスができて勉強のモチベーションを維持できる
中国語の歌の歌詞の中には自分がこれまでに勉強してきて、覚えておきたい単語もいくつか登場してくると思います。
学習する単語をしっかり選定できていれば単語を復習するきっかけにもつながります。
中国語の歌を学ぶ最大のメリットは現地の人とのコミュケーションでは定番の会話のネタになったり、カラオケで歌えばかなり共感されます。
日本でも外国人が日本語の歌を歌うとめずらしくてびっくりされる現象と似ています。
中国語の勉強においてマンネリ化してモチベーションが下がったときには中国語の音楽を聴いたりすることで勉強の刺激にはなるのでぜひ実践してみてください。
習得しておきたい中国語の歌は?
中国語の初心者でも習得できるおすすめの中国語の歌は以下の特徴があります。
- 日本の歌のカバー曲
- リズムがゆっくりで発音を意識しながら歌える
- 歌詞に使われている単語がある程度理解できる
ですので日本人が歌う中国語の歌はある程度パターン化してしてきます。
中国語のカラオケには日本語のカバー曲も多く収録されているので日本語の歌詞を比較して覚えるのも意外と面白いです。
ただし、カラオケの機器によっては収録されていなかったりするので、確実なので中国で流行っている曲がいいです。
Youtubeや中国のアプリでいろいろな中国語の曲が気軽に聴けるので自分のお気に入りの曲を見つけてみてください。
以上、読んでいただきありがとうございました。