中国語で「随便」と「随意」はどう違うの?
中国語で「随便」と「随意」はどちらも自由なニュアンスはあるが異なる点を紹介しよう
中国語の「随」は動詞として「後に従う」という意味を持ちますが、「随」の後に単語をつけて様々な中国語を形成しています。
今回の記事では「随便」と「随意」の違いを紹介します。
随便
動詞の場合
動詞として使う場合は「都合のよいようにする、勝手にする」の意味を表します。
多くの場合に相手に対して自由な決定をしてもらうときに用います。
我随便去哪里都好你决定吧
(私はどこでもいいのであなたが決めて)
日常生活の会話でもよく使われるので覚えておいて損はありません。
形容詞の場合
形容詞として使う場合は「いい加減である」のようなマイナスの意味も表します。
这个问题,请不要随便回答
(この問題にいい加減に答えてはいけません)
随意
「気軽に、思うままに」の意味を表して束縛など受けないでやりたいことを思うままにするニュアンスがあります。
请大家随意点菜
(どうぞ気軽に注文してください)
随便と意味は同じですが、少し丁寧な表現のため正式な場面で使われることが多いです。
その他の「随」を使った中国語
その他の「随」を使った中国語を紹介するの意味の違いを学ぶのに参考にください。
随手
ついでに、無造作に
出门时随手关灯
(部屋を出るときに電灯を消す)
随时
いつでも、そのつど
日本語の随時と思っておけば大丈夫でしょう。
有什么问题可以随时来问我
(何か質問があったらいつでも私に聞いてください)
随身
身の回りにつけて
这东西随身带着方便
(これは携帯に便利だ)
まとめ
- 「随便」と「随意」は気軽で自由なニュアンスは同じ、より丁寧に表現するときは「随意」
- 「随便」は形容詞としていい加減の意味がある
- 「随」は後に従うイメージ、後に単語がくっついて様々な中国語を形成する
中国語の「随」を使った単語を使い分けできるようになろう
CHECK
中国語の学習を通して使い分けに苦戦した単語を紹介しています。新しい単語を学習するときに使い分けがわからない場合は是非参考にしてください。中国語の似ている単語の使い分けは曖昧なままにしておかないのが語感を鍛えるためには重要です