本記事のテーマ
本記事の内容
- 中国語、韓国語を勉強する上で知っておくべきこと
- 中国語、韓国語の学習難易度は?
- 中国語、韓国語のどちらを勉強した方がいいのか
この記事を読むことで、韓国語と中国語の違いがわかるのでどちらを学習したらいいのか決めれます。
それでは解説していきましょう。
中国語、韓国語を勉強する上で知っておくべきこと
似ているところと違うところをそれぞれ3つずつ紹介します。
似ているところ
文法はそこまで難しくない
あくまで英語との比較ですが、覚えるべき基礎的な文法がそこまで難しくありません。
英語でいう人称による語形変化や仮定法などの複雑な文法はなくて、合理的な文法が多いです。
特に韓国語は日本語と語順が同じで助詞もあるので文法に関しては英語に比べて比較的に簡単に習得ができます。
日本語にはない発音がある
日本語の母音は5個に比べて中国語の母音は36個、韓国語の母音は21個あります。
子音との組み合わせると日本語より圧倒的多く、それだけ聴き慣れてない音がたくさん登場するということです。
中国語も韓国語も単語によっては日本語の発音と似ている物はありますが、ごく一部であるので学習の難易度を大きく左右する要素ではないです。
教材が豊富なので勉強する環境が良い
本屋に行けば一目瞭然ですが、英語の次に学習書が置いてある割合が多いのは韓国語か中国語でしょう。
学習書以外にもアプリやオンラインレッスン、ニュースやドラマなどのテレビ番組で身近に韓国語や中国語に接することができます。
日本への留学や旅行などの増加で日本国内でも韓国語や中国語のアナウンスや会話や看板を見る機会が多くなりました。
韓国語や中国語にも自然と親近感が湧いて学習のモチベーション維持にもつながります。
また、韓国人や中国人は日本語を学ぶ人も多いので言語パートナーも見つけやすいメリットもあります。
違うところ
中国語は声調によって意味が変わる
中国語には四声と言われる声の高低のバリエーションが4つあって、一文字ごとに意識して発音しないと行けないです。
この四声を正確に言わないと相手に正しく意味が伝わないケースが多々あり、日本人が中国語の学習を挫折する要因の一つでもあります。
韓国語は基本的には抑揚はないので日本語のように抑揚を意識しなくても意味は伝わります。
韓国語の文字はアルファベットや漢字でもなくハングル文字を使う
韓国語の文字はハングル文字を使います。
日本人には馴染みがないので最初見たときは暗号にしか見えません。
ハングル文字を覚えないと読み書きが全くできないので韓国語の学習の中でつまづきやすい要素です。
”語学は音だけを徹底的に学習する”という決まり文句もありますが、実際には限界があり初級レベルを抜け出すには読み書きもできるようにならないと行けません。
ハングル文字は体系的に効率よく勉強すれば非常にシンプルなルールに基づいて形成されています。
日本語では数多くの部首から漢字を組み合わせ使っていることに比べれば覚える内容もそこまで多くなく慣れれば難なく理解できます。
中国語に語順は英語に近い、韓国語の語順は日本語に近い
中国語の語順は英語と同じで主語+述語+目的語、韓国語の語順は日本語と同じで主語+目的語+述語です。
あたりまでですが、日本語に近い韓国語の方が簡単に感じます。
語順は文法の中でも根幹的なもので、語順が異なるということは文の形成が異なるので言語間での大きな違いになります。
中国語、韓国語の学習難易度は?
結論は中国語の方が難しい。
理由は以下の3つです。
- 日本語とは異なる文法が多い
- 声調を意識した中国語の発音は日本人になじみにくい
- 助詞がない分人1文字当たり情報量が多い
読むだけなら雰囲気で読める場合もありますが、話す、聞くに関しては学習しないと全く歯が立ちません。
日本人には中国語の漢字のアドバンテージがありますが、それを帳消しにするだけの中国語の音の習得は全く別物です。
これに加えて中国語には地方や個人よって発音の鈍りが韓国語よりきついです。
現地では教科書のような標準的な発音を聞くことはほとんどないのでより実践的な練習を重ねて経験値を稼ぐしかないです。
中国語、韓国語のどちらを勉強した方がいいのか
結論はどちらかに絞るのなら中国語です。
理由はその中国語が通用する国が圧倒的に多いからです。
韓国語は基本的に韓国や北朝鮮ぐらいです。
中国語は中国以外にも華僑がいるアジア諸国では問題なく通じることが多いです。
中国語は難しいけどアジア圏では最強の言語です。
なので迷っている場合なら中国を勉強しましょう。
それでも韓国語を勉強すべき人
韓国語の方が日本語に近いので外国語の学習に自信がない人は先に韓国語を勉強して自身をつけましょう。
多言語習得も決して夢ではありません。
以上、韓国語と中国語の勉強で知っておくべきことを解説しました。