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【中国語】「了」の使い方を徹底解説|アスペクト助詞と語気助詞の使い分け 

    Kanya
    中国語の「了」の使い方がたくさんありそうで全然理解できないよ
    Shin
    中国語の「了」は主に動態(アスペクト)助詞と語気助詞に分けて使われているんだ、整理してわかりやすく解説しよう

    本記事のテーマ

     中国語の「了」 動態(アスペクト)助詞と語気助詞の使い分け

    本記事の内容

    • 中国語の刚」と「刚才」の使い方の違い
    • 刚」と「刚才」どちらも使える文は?
    • 刚」と「刚刚」の違いとは

    本記事を読むことで中国語の「了」の用法が徹底理解できます。

    それでは解説しましょう。

    中国語の「了」の使い方徹底解説

    アスペクト(動態)助詞の「了」

     

    • 動作の実現・完了の表す
    • 「了」の位置は動詞の後ろに置く
    • 目的語には数量詞を入れる
    • 否定形は没有を使う
    • 「了」が使えない場合あり

    動詞の後ろに置く「了」はアスペクト助詞と呼ばれていて動作の実現、完了を表します。

     
    昨天我在书店买了两本词典
    (昨日私は書店で辞書を2冊買った)

    アスペクト助詞と否定形では「没有」 は使って「了」は消えます。

     

    书店没买词典
    (私は書店で辞書を買っていない)

    アスペクト助詞の「了」は過去のことだけではない

    中国語には時制はなく、完了を表す「了」は過去形ではなく過去、現在、未来のいずれでも使えます。

     
    我吃完,就学习中文
    (食べ終えたら、中国語を勉強します)

    未来のことでも完了を表して「〜してから〜する」という意味になります。

    アスペクト(動態)助詞の「了」にが使えない場合

    変化しない動作のとき

    下記のような動詞はアスペクト助詞の「了」は使えません。

     
    是,好像,觉得,认为,希望,需要など

    理由は 動詞自体に変化していく要素がないので動作の実現・完了を表現できないためです。

    習慣的な動作のとき

    習慣的に行っている動作にはアスペクト助詞の「了」には使えません。

    我以前早上六点去了上班
    (私は以前朝7時に出勤した)

    目的語が主語+述語のとき

    中国語が目的語に主語+述語の文を置くことができますが、その場合は「了」には使えません。

    我已经同意了你去
    (私はすでにあなたがいくことに同意した)



    語気助詞の「了」

     

    • 状況の変化や継続を表す
    • 「了」の位置は文末に置く
    • 否定形は没有を使う
    • アスペクトの「了」といっしょに使える
    • 状態の程度を強調する

    動作の状況変化

    その動作自体の状況に変化があったことを表します。

     
    我喜欢打网球了
    (私はテニスが好きになった)

     
    快下雨了
    (もうすぐ雨が降りそうだ)

    動詞だけではなくて、名詞と「了」だけでも成立する場合があります。

     (テキスト)
     

    十八岁了,不是孩子
    18歳になった、子供ではない)

    動作の状況継続

    その動作が今も継続していることを表します。

     
    我学中文十年了
    (私は中国語を10年間勉強している)
    今も勉強しているという意味です。

     
    我学了中文十年
    (私は中国語を10年間勉強した)

    この文章では中国語を10年勉強した経歴はあるけど、今も継続しているかどうかはわからないです。

     
    我学了中文十年了
    (私は中国語を勉強してから10年になる)[/box]

    この文章ではアスペクト助詞の「了」 と語気助詞の「了」の2つ使われていて動作を実現してから継続していること表します。

    状態の程度を強調する

    形容詞の前に「太」がつくときはこの用法です。

     
    这个菜太贵了
    (この料理は高すぎる)

    まずは動詞の後か文末にあるかどうか、そのあとに文の構造をみてそれぞれの意味を考えれば迷わず使い分けができます。

    中国語の「了」を使いこなすことができれば中国語の語感が確実に向上します。

    以上、中国語の「了」の使い方をわかりやすくまとめました。

    CHECK
    中国語の基本的な単語にはいくつかの意味があり、どこから覚えてゆけばよいのか迷うことがあります。別の記事で複数の意味がある単語の覚え方を詳しく解説しています。自分が必要な分から覚えていってぜひ語彙力アップに活用してください。

    CHECK
    中国語の文法を項目別に簡単な解説と関連する詳細記事リンクを一覧でまとめで紹介します。中国語の初級から中級の覚えておきたい文法を効率よく学習できますのでぜひ活用ください。

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