本記事の内容
本記事では、自身の学習体験をもとに中国語の学習でなぜ音読を重視する必要があるのかを解説します。
中国語を話せるようになりたいと思っていても、なかなか話せるようにならない人はぜひこの記事をご覧ください。
目次
中国語学習で音読をすすめる理由
結論からいいますが、中国語を習得するためには音読学習を継続的に行うのが良いです。
なぜ音読を重視する必要があるのかは以下の3つ理由があります。
- 中国語の正しい発音を身に着けることができる
- 独学でもリスニングや会話能力を鍛えることができる
- 実用的に使える会話能力が身につけることができる
中国語の正しい発音を身に着けることができる
中国語は日本語にはないピンインの発音と抑揚を組み合わせて発音するため、日本人にとって難しく感じます。
正しい発音を習得するためには、文章を何度も反復して中国語の音を発声する練習が必要です。
単語レベルでは習得していても、文章の中でつながるように発声できるようになれば、実践でも通用するスピーキング能力を養えます。
但し、音読学習での成果を短期的に期待しないように注意してください。
中国語の発音は日本語の発音にない独特の音があり、長い期間の訓練を経て養われるものなので、短期的な上達は難しいのが当たり前です。
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独学でもリスニングや会話能力を鍛えることができる
独学で中国語を学習する場合に注意しておきたいことは、一人での勉強がメインのため声に出して音読する量が少なくなることです。
私自身は中国語の学習を独学で行い、中国語検定3級まで合格できていました。
テキストで文法を覚えて、問題を解くこと中心に学習をしていましたが、あるときネイティブと会話をするときに思った以上に自分の言いたいことが言えなかった苦い経験があります。
そこから中国語の会話教室やオンラインのレッスンを受講したときに気づいたのが音読学習の重要性です。
中国語は日本語の漢字もけっこう使われているので読んだ気になっていましたが、声に出して読んでみると意外と自分でも正しいピンインや声調を把握できてなかったり、スラスラ読めないことがわかりました。
そこからは朗読中心の学習スタイルに切り替えることで少しずつですが中国語のスピーキング能力やリスニング力が向上していきました。
実用的に使える会話能力が身につけることができる
中国語を話せるようになりたいと思っていいても、なかなか話せるようになれないという悩みをよく聞きます。
ほとんどの学習者は単純に中国語を口に出した時間が絶対的に足りてません。
中国語は日本語の漢字ににているため、黙って読むだけだとなんとなくスムーズに読めた気になってしまいます。
実際に音に出して読むことで脳へのインプットも向上するので、会話の中でも自然に中国語がでてきてレスポンスが速くなります。
中国語の音読学習に最適な方法
中国語の音読学習で、おすすめのやり方を紹介します。
ネイティブに聞いてもらう
正しい発音で音読できているかどうか、初心者のうちはなかなか自己判断しづらいと思います。
その場合、オンラインレッスンなどでネイティブに音読した自分の音を聞いてもらい、おかしな発音をすぐに指摘してもらう環境がある方がいいです。
ネイティブ講師が1文読んで、その後に自分が1文読むシャドーイング形式をひたすら繰り返します。地味なレッスン形式ですが、最終的にはこの方法が一番効果的です。
自分以外の人に発音を聞いてもらうことで外国語を話す度胸もつくのでぜひ実践してみてください。
オンラインレッスンで料金が高いと感じる方は、言語学習アプリ「ハロートーク」を活用すれば無料でネイティブに音声を確認してもらえるのでぜひこちらの記事を参考にしてください。
音読し始めはゆっくりていねいに
一人で音読学習を行うときでも同じ文章をテキスト付属CDなどで正しい音をインプットしながら一文づつ音読していきます。
テキストを見ながら一文づつ音読できるようになってきたら今度はテキスト見ないで暗記した文を自分で発声してみます。
何度も読んでピンインと声調がつまづかずにスムーズに読めているかどうか確認して、問題なければ次の文章で音読練習を行います。
ここで注意したいのが慣れてきたら読むスピードが速くなり、発音の確認がおろそかになるのであくまではじめのうちはゆっくり読むようにしましょう。
音読するときはできるだけその文章の内容のシーンを頭にイメージしながら行うことで、音読した単語やフレーズが頭に定着しやすくなります。
慣れてきたらスラスラ音読できるようにする
正しい発音でスラスラ読めるようになってきたら、少しずつ音読する速度を上げていき、音のつながりを意識した口の動きを徹底的に鍛えます。
正しい発音の口の形で音読していると日本語を話すときに普段使っている筋肉が違うので、口のあたりの筋肉が疲れた状態になります。
また、音読中に難しい単語や表現、使い道のわからない文章はスキップしてもかまいません
確実に正確な発音ができ文を1つでも増やしていきましょう。
中国語の音読学習に最適なテキスト
最後に、音読学習にぴったりの中国語の参考書・本を紹介します。
テキスト「はじめよう中国語音読 初級編」
このテキストでは中国語の分の下部にすべてピンインと声調記号があるので、初級者でも文章単位での音読学習がしやすいです。
音声コンテンツのおすすめする特徴ですが、最初は長文をスラスラ読んでその後に意味のかたまりごとい区切られて再生されます。
意味のかたまりごと音読練習ができるので頭に残りやすく、スピーキング能力の基礎力を養うには最適の音読用テキストです。
「はじめよう中国語音読 」は中級編も販売しているので中級者へのステップアップとしての利用をおすすめします。
聴読中国語
聴読中国語は単語収録数も多く、全部で65つの長文が掲載されていて音読用にも最適なテキストです。
ピンインの表記がないので中級レベルを目指している学習者におすすめのテキストですが、、付属の音声データにすべての文章の音声が収録されているので1文ずつ再生しながら音読練習していきます。
単語や日本語訳も本文とあわせて記載されているので、わからない単語も文章もすぐに調べることができます。
リスニング用教材としても有効なテキストなのでぜひこちらの記事を参考にしてください。
月刊『聴く中国語』
「聴く中国語」では、教科書にはない新鮮な身近なコンテンツの文章で音読練習ができます。
内容は中級~上級レベル向け向けですが、要所に使い方の詳しい解説が日本語で記載されているので、日本人でも理解しやすいので生の中国語も自分のことばとして習得しやすいです。
毎月販売されているので、継続的に一定量を音読学習していきたい人ははぜひ「聴く中国語」を活用してみてください。
以上、読んでいただきありがとうございました。