スマホでできるTOEIC L&R対策アプリとして人気の高いスタディサプリですが、本当にメリットがあるのかどうか知りたい学習者は多いと思います。
そこでTOEIC L&R中級者(800点)の私自身が日常生活のすき間時間に利用して体験をもとにスタディサプリを英語学習に活用するメリットを紹介します。
ネット記事の中には効果がないと評判もありますが、語学には適切な学習方法を実践しないとなかなか身につかない場合もあります。
結論からいうと語学学習アプリの中ではかなり良質でコスパの良い学習アプリです。
TOEIC対策でスマホアプリを利用しようと考えてたり、既にスタディサプリで学習をされているに必見の内容ですので是非参考にしてみてください。
学習できるコンテンツ
パーフェクト講義
TOEICの各パートごとの対策や学習方法を実践問題を通して学習できるコンテンツです。
基本的にはこのコンテンツを主体にして学習を進めることをおすすめします。
各PART毎に概要と学習方法を解説がありますので最初に確認しておきます。
基本的は例題と問題演習を繰り返し解いていってわからない部分は講義動画を重点的に視聴するようにします。
単語・イディオムは本文がしっかり理解できるようになれば改めて学習する必要はありません。
PART1~PART4 ディクテーション/シャドーイングは講義内でもおすすめしてますが、スマホアプリで英語学習をしたい人は基本的に十分な学習時間が一度にとれないと思うのでスキップして良いと思います。
但し本文チェックやスピード音読などで音読して意味をしっかり理解できるように何度も精読することが重要です。
実践問題集
TOEECの問題をPARTごとに講義動画と演習問題が用意されています。
こまかく問題が分かれているので隙間時間に集中して問題を解きたいときにはぴったりのボリュームです。
ボリュームが足りない人は実践問題集NEXTもあるので十分な演習量をこなすことができます。
TEPPAN英単語
TOEICの頻出単語を目標点別の学習できるコンテンツです。
単語数は全部で1500語ですが目標とするスコア別に分けられているので自分のレベルの応じて単語を学習することができます。
- 目標600点 750語
- 目標730点 340語
- 目標860点 230語
- 目標980点 180語
収録されていて4択の選択式のテストを各10問ごとに回答しながら学習する形式です。
各設問には時間制限も設けられているので、英単語が表示されてから数秒で該当する意味の選択肢を選ばないといけないです。
10問解答が終わると各単語の意味と発音がリストで表示されるのですぐに間違えた単語を復習することができます。
例文も例文付きで表示できるので単語の意味はわからないけど具体的な使い方も
確認することができます。
10問づつしか学習を進めることはできませんが、隙間時間に単語を学習するスマホならではの単語帳機能としてはピッタリです。
まずは自分のレベルに応じて確認して理解があいまいな単語を抽出しましょう。
学習回数も記録されるので繰り返しトライして頭の中に定着させましょう。
時間がない方は他の演習問題のコンテンツの解説で単語の意味は確認できるので、本文とあわせて意味を理解した方が単語の意味をひたすら学習するよりからは効率が良いです。
パーフェクト講義・英文法編
問題や解説講義を通してTOEICで出題される文法の学習をすることができます。
内容自体は基礎的なものが多く、久しぶりに英語の学習を始めて文法知識に自信がない方は取り組みましょう。
TOEICの学習経験者はパーフェクト講義や実戦問題集の問題を解く中で苦手な文法を復習しる方法で十分です。
基礎講座
基礎英文法
パーフェクト講義・英文法編よりさらに基礎的な内容です。
TOEIC600点未満の方で基礎的な文法をていねいに解説してほしい学習者向けです。
基礎英単語
TOEICでは必須の英単語を約1000語ほど4択クイズ形式で学習することができます。
TOEICではわからない単語があっても正答できますが、最低限の単語力は必要になります。
TOEICで頻繁に使われる単語の基礎に慣れるたい学習者はこのコンテンツを利用していきましょう。
1分クイズ
便利な英語のフレーズや時事ネタでよく使いような言葉の英語表現を4択のクイズ形式で学ぶことができます。
月に2回問題が更新されるので学習の隙間時間に気分転換に利用するとよいでしょう。
コンテンツのタイトルを見て自分が頻繁に使えそうなフレーズを厳選して学習しても良いでしょう。
解説欄の★すぐに使えるフレーズ★は語彙力や表現力を向上させるための便利なフレーズ満載でしたが、ボリュームはそこまで多くないです。
おすすめ学習方法
アプリ内のコンテンツのボリュームはかなりあるので全部やり遂げると相当な時間がかかります。
TOEIC中級者の私自身が無料期間7日間でわかったおすすめ学習方法を紹介します。
パーフェクト講義の各PARTで自分のスコアが低いPARTを優先的に問題演習と本文チェックを解いていきます。
問題の解説には本文や回答の中で使われた単語の和訳が記載されているので間違った問題は解説動画で解き方を確認して自分が理解できていなかったか箇所を演習問題を何回も練習します。
ディクテーション/シャドーイングは時間がない人はスキップしてもいいですが、必ず本文の意味は自分の頭の中で一語一語理解するようにします。
問題を解いた後に解き方を確認した後は本文自体がわかったような錯覚になりますが、本文で使われている単語やフレーズの意味がしっかり理解する習慣を持つことが重要です。
例題や演習問題には学習した回数が表示されているので複数回同じ問題を問いて自分で解き方を解説できるように1問1問着実にマスターしていきます。
スタディサプリのメリット
スタディサプリTOEIC対策版を体験しいみて他の学習アプリと比べて感じたメリットを紹介します。
- 講義動画のおかげで継続的に集中して学習ができる
各Partの例題や、各問題ジャンルの演習問題には講義動画が用意されています。
講義動画の内容はコンパクトに要点をわかりやすく且つていねいにまとめられています。
問題を解くの使った頭の休息にもなるのでひらすら問題を解き続ける方式と比べて集中力が継続しやすいです。
- カタチから解く訓練ができる
TOEICの問題ではすべて本文を読んでいては時間はいくらっても足りないので問題によっては文法的に前後の文脈から判断するケースが多々あります。
講義動画では特に実践的なテクニック関連を重点的に解説しています。
テクニックだけ覚えるのは意味はありませんが文法知識を理解した上でテクニックを活用することはTOEICの問題を解くためには必要なスキルですのでしっかり覚えましょう。
- リーディング問題の本文も音声再生できる
市販の問題集ではリーディングPARTの本文まで音声が聞けるのはなかなかないと思います。
スタディサプリではリーディングPARTの本文の内容も文ごとに再生できます。
本文理解の学習には耳で聴くことで効率的なのとなによりヒアリングの訓練になります。
- スマホの操作性にマッチしたUI
スマホでの操作性に合わせて本文や解答や和訳などがタップ操作で簡単に切替表示できます。
本の公式問題集などでは問題と解答のページも何度も確認する煩わしさがありますが、スタディサプリでは確認作業は瞬時にできてるので学習自体に時間を費やすことができます。
まとめ
コンテンツ自体は革新的なものではないですが、TOEICの問題を解くうえでの基本的な内容が学習できる英語学習アプリと思います。
動画解説が特にわかりやすくて楽しみながら学習を進めることができました。
問題は細かく区切られているため、試験と同様の時間配分で解きたい学習者には不向きですが、各問題をしっかり理解できたら公式問題集で実践さながらに挑戦してみるとよいでしょう。
また、解説している内容は基礎的なものが多いので800点以上の高得点を目指す学習者にとっては物足りないと思います。
今回の記事で紹介したメリットを最大限に活かしてTOEIC対策や英語学習の役立てていただければ幸いです。
・市販のTOEIC参考書の解説があまり理解できない人
・TOEICの出題される文法やフレーズを徹底的に鍛えたい人
例題(例題講義)
例題1問の解答方法を参考にして解き方を学習します。
5分程度のわかりやすい講義動画もあります。
問題演習
例題で学んだ内容の問題が5問用意されていて演習できます。
単語・イディオムチェック
本文や解答分に登場した単語やイディオムを4つの選択肢の中から正しい意味を選択します。
ディクテーション
問題文や解答文をヒアリングした内容を1文字づつタイピングします。
本文チェック
本文の内容をフレーズごとに音声が再生されます。
シャドーイング
本文の内容をそのまま自分の声に出して発音します。
スピード音読
PART6とPART7のコンテンツですがシャドーイング同様に本文の内容を自分の声に出して発音します。
録音することもできるので後で音声と比較して評価できます。