本記事の内容
本記事では韓国語の漢字語で覚えておきたい4つのルールを紹介します。
この4つのルールを知っておくだけでその後の韓国語学習が非常に効率的にできるようになるのでぜひご覧ください。
韓国語の漢字語で覚えるべきたった4つのルール
漢字語を意識すると韓国語の単語を覚えることがめちゃくちゃ楽になります。
理由は漢字語の特徴を知れば一目瞭然です。
- 日本語と同じ意味と同じ読み方がある
- 一つの漢字は1つの音しかない
- 日本語の音読みに対応している場合多い
- 日本語の音読みとハングル表記にはいくつかルールがある
詳しく解説していきます。
日本語と同じ意味と同じ読み方がある
韓国語はハングル文字で表記されていますが、もとをたどれば漢字が起源です。
なので韓国語の中には漢字語といわれる単語が7割ぐらいあります。
この漢字語の中には読み方と意味が日本語とほとんど同じである単語があります。
무리(ムリ) 無理
시랴(シヤ) 視野
가지 (カヂ)価値
기분 (キブン)気分
도시 (トシ)都市
カタカナで読み方は記載していますが、ハングル文字の正しい読み方と完全には一致しないので注意してください。
初心者はハングル文字の表記を見だだけで韓国語の学習に抵抗を持つかもしれないですが、実は日本語でお馴染みの単語が使われています。
このルールにあてはまる韓国語の単語学習は発音と意味が日本語の間隔で習得できるのであとはハングル表記を確認するれば簡単に覚えることができます。
一つの漢字は1つの音しかない
日本語の漢字は訓読み、音読みび1つの漢字に対して読み方の違いがたくさんあります。
韓国語の漢字語は原則は一つの漢字は1つの音しかありません。
*例外はありますが、マニアックな解説になるので割愛します
例えば”人”という漢字の韓国語と日本語を比較してみます。
日本語の場合
人生 (ジンセイ)
人間 (ニンゲン)
大人 (オトナ)
韓国語の場合
인생(インセン) 人生
인간(インガン) 人間
성인(ソンイン) 大人
韓国語の場合は”人”は漢字語であるのでどの単語でも読み方は「イン」になります。
この特徴は中国語のピンイン表記にも共通していえることで、中国語の学習者であれば韓国語の漢字語の学習を戸惑いなく進めていけます。
日本語の音読みに対応している場合多い
特徴の②に関してすべての漢字語が日本語と同じ読み方ではありません。
ただし、日本語の漢字の音読みと似たような読み方が多いので発音がとても親しみやすいです。
日本語の漢字の音読みと似た韓国語の漢字語の例を紹介します。
시간((シガン)時間
日本語の読み方とぴったり一致しなくてもなんとなく発音が似ているので発音を覚えやすい漢字語があります。
さらに漢字語の間が韓国語で「ガン」と読むことがわかっていれば、間を使った漢字も発音できるようになります。
기간 (シガン) 期間
구간 (クガン) 区間
일주간 (イルジュガン)
日本語の漢字の音読みを利用することで知らない単語でも予測することができます。
日本語の音読みとハングル表記にはいくつかルールがある
日本語の漢字からハングル表記に変換するときにいくつかの傾向的なルールがあります。
1.日本語の音読みが「…ち, …つ」→パッチムの「ㄹ」を付ける
일월 一月
필요 必要
활동 活動
2.日本語の音読みが「…ん」→パッチムの「ㄴ, ㅁ」を付ける
원인 原因
안심 安心
운동 運動
3. 日本語の音読みが「「…う, え段+い」→パッチムの「ㅇ」を付ける
동경 東京
경험 経験
성공 成功
このルールを覚えておくだけで韓国語の文章をつくったり話たりするときに、日本語の漢字からハングル文字を予測することができます。
日本語の音読みと異なる読み方の漢字語もある
本記事ではあくまで韓国語の漢字語と日本語の共通するルールを紹介しましたが、すべての漢字語が当てはまるわけではありません。
ルールが当てはまらない漢字語に関しては韓国語としてあらたに読み方を覚える必要があります。
特に動詞や形容詞に関しては日本語にない発音がほとんです。
その場合、ハングル文字の基礎を習得して自分で読めるようにしておくとわざわざ発音を辞書で調べなくてもよくなります。
ハングル文字の習得の際におすすめできるテキストはこちらです。
本記事で紹介した漢字語のルールを理解できれば、韓国語の語彙力を効率よく向上することでができます。
普段の単語学習においてもぜひ漢字語を意識して挑んでください。
以上、読んでいただきありがとうございました。