実用タイ語検定4級からは本格的にタイ文字が登場してきます。
初級レベルの文法知識や単語力がある程度あったとしてもタイ文字が読めないと合格するには一苦労でしょう。
今回はそんなタイ語実用検定4級の受ける上で試験問題の解説およびタイ語の学習にも有効的な学習方法を紹介します。
実用タイ語検定試験ホームページからサンプル問題をダウンロードすることができるので、
実際に確認にしてみましょう。
まずは設問ごとの問題形式を解説していきましょう。
目次
問題の構成
筆記試験(60分間)
- 単語の穴埋め問題 タイ語のみ(選択式 10題)
- 会話文の回答選択 タイ語のみ(選択式 10題)
- 並び替え問題 日本語訳あり(4つの語句の並び替え 5題)
- 短い文章の読解問題 日本語→タイ語(選択式 5題)
- 語彙問題 日本語→タイ語(選択式 5題)
- 語彙問題 タイ語→日本語(選択式 5題)
- 長文読解 タイ語のみ(質問回答選択式 5題)
リスニング試験(約10分間)
- 単語聞き取り問題(選択式 5題)
- 質問聞き取り問題(選択式 5題)
5級と比較して問題形式に大きな変化があるのはまずは筆記試験の設問1と設問2です。
問題文および選択欄すべてタイ文字のみで構成されているため、タイ文字がある程度読めないと話になりません。
さらに筆記試験の設問7の長文読解では100文字ぐらいにタイ文字で書かれた文章を読み解いて質問に答えなければなりません。
問題形式
穴埋め問題
タイ語の文章の中から関係する単語を選択肢の中から選べばほとんどの問題は解答することができます。
選択肢の中の単語はまったく意味が異なる場合が多いので、基礎文法およびタイ文字さえ読むことができればまようわずに解答できるでしょう。
サンプル問題ではอยากไปเที่ยวから行きたいという意味なので()の中には場所を表すタイ語ทีが入ります。
この穴埋め問題では文法自体は5級を合格した人にとってはそこまで難しく感じることはないはずです。
しかし、とにかくタイ文字を読むことに慣れる必要がありますので問題をたくさん練習したい人はおちらの記事も参考にしてください。
たとえ文章の全部の単語が読めなくても文章の意味をある程度推定することで選択肢を絞ることができます。
会話文の回答選択
タイ語の会話文Aに対して、選択肢のある4つのタイ語の中から単語を並び替える問題です。
基本的なタイ語の単語と文型を理解していくことが必要です。
サンプル問題の会話文Aは訳すと以下です。
คุณทำงานอาทิตย์ละกี่วันครับ(1週間に何日働きますか?)
という意味ですが解答は選択肢2หยุดเฉพาะวันอาทิตย์คะ(日曜日だけ休みです)です。
質問文から会話シーンを想像して、なにの話をしているのか具体的に把握する必要があります。
並び替え問題
กรุณา(A)(B)(C)(D)หน่อย
1.วิธี 2.สอน 3.ใช้ 4.ให้
日本語章をもとにA〜Dに当てはまる単語を順番に並び替える問題です。
5級でもこの形式はありましたが、選択肢のタイ語がタイ文字で記載されているため難易度が上がります。
しかし、選択肢の中は1つの単語で形成されているため比較的にタイ文字で書かれた単語を理解しやすいと言えます。
選択肢の中にわからない単語があれば意味を調べて、普段使いそうな単語であればついでに覚えましょう。
例文ではกรุณา〜หน่อยが〜してくださいという依頼するときのフレーズと知っていれば括弧の中に入るのは『使い方を教える』という言葉をつくれば良いだけです。
問題文の文型や各語句の品詞はしっかり説明できるぐらいに学習した方が良いでしょう。
並び替え問題のみの検定対策書を販売されているぐらいなので、タイ語の文型の基礎を固めをするのには最適な問題といえるでしょう。
短い文章の読解問題 日本語→タイ語
日本語訳の文章から該当するタイ語の文章を4つの中から1つ選ぶ問題です。
¨4つの単語の並び替え問題¨と同様に基本的なタイ語の単語と文型を理解していくことが必要です。
選択肢の中にはほとんど並びが’いっしょで一部分だけで異なる場合が多いので、タイ語の並び順のしっかり理解してないと正答することができません。
5級でもありましたが、選択肢の文章のなかで異なる単語の並びがある場合はそこから単語の区切りがわかります。
選択肢の中の正解の文章が各単語のならびや意味が日本語のどの部分を表しているかしっかり時間をかけて学びましょう。
語彙問題 日本語→タイ語
日本語で記載された単語の意味をタイ語の単語を4つの中から1つ選ぶ問題です。
選択肢にあるタイ語の単語はそれぞれ意味が全く異なることが多いため結局は単語力だけでカバーできます。
上記問題だと2のพาไปが連れて行くが正解です。
毎関連する単語やその単語を用いた例文をついでも学ぶと良いでしょう。
例えばพาไป(連れていく)とくればพามา(連れてくる)を学びます。
『連れていく』から連想される使用シーンでが誰かをどこかに連れて行くことでしょう。
พาลูกไปโรงเรียน(子供を学校に連れて行く)など例文を自分で組み立てることで単語の理解もより一層深まります。
語彙問題 タイ語→日本語
タイ語の単語に対して最も正しい日本語の意味を4つの中から1つ選ぶ問題です。
これも単語力が純粋に表面化する問題形式です。
4つの選択肢の単語を見てなにかグルーピングできそうな場合は正解以外の選択肢もタイ語にや訳せるようにしておきましょう。
หน้าต่าง nâa tàaŋの正解は1の窓ですが、家の設備を表す単語でグルーピングすることができます。
ประตู pratuu ドア
หลังคา lǎŋkhaa 屋根
こうした形式が簡単な問題でも主体的に問題を解くことでけっして無駄にならない検定学習を実践することができます。
長文読解
サンプル問題は省略しますが、間違いなく4級最難関の問題パートでしょう。
問題文だれではなく、各設問もタイ文字で書かれています。
過去問題集にも文章の日本語が記載されていないので、文章を1つ1つ理解するのにまず一苦労です。
そんなときはグーグルのカメラ翻訳機能で一気に日本語訳を先に確認することをオススメします。
語彙力がない中でタイ文字のだけ書かれた文章を読解するのには時間がかかりすぎて効率が悪すぎます。
日本語の文章をみて気になる単語やフレーズがタイ語でどう表現されているかを確認しながら設問に解いていけましょう。
単語聞き取り問題
タイ語の単語の音声を聞いて、該当する日本語を4つの中から1つ選ぶ問題です。
同一発音で声調の識別が必要な問題は出題されないので、単語の発音をだいたいでいいので頭に入れておけば問題なく解けます。
筆記試験の単語問題と同様に選択肢の中にわからない単語があれば意味を調べて、普段使いそうな単語であればついでに覚えましょう。
タイ語は語彙の少なさを音でカバーしている言語です。検定試験の問題数は少ないですが、音から単語や語句を理解する癖を普段から身につけておいてください。
質問聞き取り問題
タイ語の音声を聞いて、内容に適する内容を4つの選択肢の中から1つ選ぶ問題です。
再生されるスピードは少しゆっくりなので、しっている単語であれば聞き逃すことはないでしょう。
他の選択肢のタイ語もどういうシチュエーションで使えるか整理しておくと実践にも役に立ちます。
最後に
過去問題集の解説はなく、級があがるにつれて理解するのに時間がかかります。
ある程度形式を把握すればあとは対策に応じて他の参考書や問題集で学習した方が良いでしょう。
タイ文字を扱った本格的なタイ語の試験だけに学習時間は5級とは比較できないぐらい時間はかかります。
ですので是非この記事で書いた勉強法をを参考にして過去問題集を解いて、タイ文字に慣れていくしかありません。
タイ文字を書いたり読んだり、音読したととタイ文字に接する時間を少しでも普段の学習から取り入れるように心がけましょう。
関連記事
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。
記事を取得できませんでした。記事IDをご確認ください。