本記事の内容
中国語の「过」は経験のアスペクト助詞としてよく紹介されています。
中国語のアスペクト助詞とは動作の状態が開始したばかりなのか、継続中であるのかなどのいまどの段階かを表す助詞のことを指します。
本記事を読むことで中国語の「过」の使い方がわかりやすく学べるので実践の場でも使える中国語の基礎力向上に役立てください。
それでは解説していきましょう。
中国語 「过」の使い方を徹底解説
肯定分
肯定文の場合、「動詞+过」の形式を使いますが、「曾经」などの副詞と相性が良いのでよくいっしょに使われます。
注意:「動詞+过」にできない動詞もある
動作の動きが弱い「知道」、「在」などの動詞には「过」を付けることができないので注意しましょう。
また連動文のような動詞が2つ以上から形成される文章では必ず後ろの動詞の後に「过」を置きます。
否定分
否定分は動詞の後に过がついた状態で動詞の前に「没」や「没有」をつけます。
中国語の「从来」は”これまで、いままで”という意味を表す副詞ですが、「过」を使った否定分に相性が良い副詞です。
疑問文
疑問文は動詞の後に「过」がついた状態で文の最後に「吗」を付けます。
中国語の疑問文はもとの文章の語順や語形は変わることはありません。
中国語の疑問文を詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
中国語の「过」と「了」の違い
「了」は予定されていたことや習慣になっていることに用いることが多いです。
中国語には時制はないので完了の「了」は過去形ではなく、現在、未来のいずれでも使えます。
アスペクト助詞の「了」もあわせて勉強すると中国語の文法理解がグッと深まりますのでぜひこちらの記事を参考にしてください。
中国語の「过」は動量詞との相性が良い
「过」は動作の回数を表す動量詞(特に「次」)と相性が良く、いっしょに使われることが多いです。
このとき目的語の種類によって動量詞の置く位置が決まるので語順には注意しましょう。
目的語が一般名詞の場合は動量詞は目的語の後ろに置く
目的語が一般名詞の場合は動量詞は目的語の前に置く
目的語が人名・地名の場合は動量詞は目的語の前でも後ろでも置ける
以上、中国語の「过」を使って経験を表す方法の解説でした。
「アスペクト助詞」って聞いてなんだか難しそうな印象を受けがちですが動作の段階や状態を表すための用語と思えば理解に苦しむことはありません。
その他のアスペクト助詞の用法がこちら
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