本記事の内容
中国語の発音を習得するためにまずは母音を特徴を覚えておく必要があります。
本記事では中国語の母音の種類の紹介とどうやって勉強していけば良いのかを解説します。
中国語の母音の種類
単母音
a、i、u、o、e、er、ü
ローマ字だけだと簡単そうに見えますが、実際に読んでみると発音するときの口の形が日本語の発音と時と全然違います。
Youtubeなどの発音学習の動画ではネイティブの口の形が確認できるのでぜひ参考にしてください。
a | 日本語の「ア」を口を大きく開けて発音するように発音する |
i | 日本語の「イ」を口を横に大きく広げて発音する |
u | 日本語の「ウ」を口を丸く突き出して発音する |
o | 日本語の「オ」を口を丸めながら発音する |
e | 日本語の「エ」の口の形で「ウ」を発音する |
er | 日本語の「ア」の発音をした後にすぐに舌先をそり上げる |
ü | 日本語の「ユ」口の形で「イ」を発音する |
日本語のカタカナで記載はしてますが、口の形や舌の使い方が異なるので中国語の発音ではないことは理解しておいてください。
特にe、er、üは特に日本人が苦手とする中国語の母音です。
間違った発音のまま覚えてしまうといつまで経っても通じない中国語になってしまうので注意しましょう。
erの発音は中国語では舌をそり上げる音です。
舌先をそり上げて上顎につかないようにして喉の奥から発音します。
代表的な単語としては儿子(érzi) や这(これ),一点(少し)がr化した这儿(zhèr)や一点儿(yīdiǎnr)などがあります。
複合母音
複合母音とは単母音を組み合わせた母音のことです。
二重母音:ai、ei 、ao、 ouなど
三重母音:iao、 iou、 uai、 ueiなど
上記のとおり中国語は母音の数だけでも日本語の母音の数よりかなり多いです。
日本語には二重母音は存在しなく、それぞれの母音をはっきり言いながらつなげて発音します。
対して中国語の複合母音だと滑らかに発音する特徴があるので日本人が難しく感じるのは当たり前のことです。
複合母音の組み合わせは30種類以上もあリますが、基本的には単母音の発音をしっかり習得できていれば特別に練習しなくても大丈夫です。
単語の発音を学習しながらピンインを確認して徐々に覚えて行きましょう。
anとang の違い
複合母音の中でも得にこの発音の違いは多くの学習者を悩ませます。
発音は「アン」ですが、舌の位置が異なるため発音も変わってきます。
anは舌先を上の歯茎につけて案内の「アン」を口の前側で発音します。
angは喉の奥を開けて案外の「アン」を口の奥から発音します。
中国語の母音を効率的に習得する方法
口の形、歯や舌の位置を意識する
正しい発音は正しい口の形、歯や舌の位置で決まります。
正しい発音の練習にはYoutube動画を使った学習がおすすめです。
音声で発音を聞けるだけでなく、口の形や実際の動きまでを真似しながら正しい口の形、歯や舌の位置が学べます。
ピンインを意識して母音を発音できるようにする
中国語のテキストの中には単語や文章にピンイン表記がある場合が多いので、必ずピンインを読めるようにしておきます。
カタカナで発音表記されたテキストは早い段階で卒業しましょう。
本記事で紹介した単母音の発音をベースにして様々な中国語の単語や文章を発音するようにします。
声調と組みわせて練習する
母音の発音を練習するときの必ず意識しておきたいのが中国語の声調です。
中国語の声調がなかなか上達しない人に共通していえるのが正しく声調を覚えることを理解できていない場合があります。
声調についても正しい知識を知っておく必要があるのでぜひこちらの記事を参考にしてください。
最後に本記事では中国語の母音について解説しましたが、母音単独では練習しても効率が悪いので学習する単語や文章の中で正しい口の形、歯や舌の位置に慣れていくことをおすすめします。
以上、読んでいただきありがとうございます。