本記事の内容
本記事では中国語の学習で簡体字を優先して習得する理由とメリットとあわせて解説します。
中国語の文字で簡体字か繁体字はどちらを優先して学習すべきか!?
中国語の文字には簡体字と繁体字の2種類あります。
中国語を学習した最初のころに簡体字と繁体字をどちらを覚えるべきか迷う学習者もいます。
結論からいうと中国語を学習するのであれば簡体字のみで問題ありません。
中国では繁体字が普及してましたが、1949年改革の時期にに全面的に簡体字を推進した結果、現在ではほとんどの中国人が簡体字を使っています。
学校教育でも簡体字で行うため、繁体字については特別勉強はしてないです。
中国語の学習で簡体字を使うメリット
簡体字の方が使用範囲が多い
日本で購入できる中国語の教材は圧倒的に簡体字のものが多いです。
中国語の検定試験である中国語検定やHSKはすべて簡体字で出題されます。
世界の中華圏の国の中でも簡体字を使う人の方が圧倒的に多いです。
中国語の簡体字は日本語よりも書きやすい
中国語の簡体字は部首が省略されている漢字が多いので日本語より画数も少なく書きやすいです。
最初は日本語の漢字との違いに違和感を感じる場合がありますが、覚えてみると案外使いやすいです。
現在ではスマホなどではピンイン入力できるのであまり手書きの習慣はあまりないですが、習得するなら画数の簡体字がおすすめです。
中国語の簡体字と日本語の漢字との違うを知りたい方はぜひこちらの記事を参考にしてください。
繁体字は漢字によっては画数が多くてめちゃくちゃ複雑で書けるようになるまでかなりの時間を要します。
繁体字は日本語の漢字と似ているで読むことはできる
繁体字の部首ひとつひとつが複雑ですが何パターンが覚えれば日本語の漢字を連想できるようになります。
もちろん日本語にはない漢字も多く登場しますので慣れが必要です。
繁体字の習得が必要な場合は?
中国語の繁体字は香港や台湾で多く使われています。
香港や台湾出身の人と交流をする場合は繁体字を使いましょう。
その教材はあまりないですが、日本人の漢字能力があれば簡体字で中国語を覚えてしまえば、繁体字もだいたいわかるようになります。
日本の広辞苑にあたる中国語の辞書「现代汉语词典」でも簡体字とあわせて繁体字が記載されています。
また、書籍や映画の字幕などでは繁体字が使われていることがありますので、どんな字体なのかさらっと見てみるのもおすすめです。
最後に、中国語の簡体字と繁体字はいずれも日本語の漢字と密接な関わりがあります。
中国語を学習する際はぜひ日本語との違いも楽しみながら習得していってください。
以上、読んでいただきありがとうございました。