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タイ語 動詞の使い方 完全マスター

    言語の中で一番の核となるのはやはり動詞の使い方でしょうか。

    この動詞の使い方を学習初期に知ることでその後の学習をさらに効率的に進めることができます。

    今回はタイ語の動詞の覚えておきたい使い方をまとめて紹介します。

    動詞+名詞

    補語を必要としない動詞

    補語とはいわゆる目的語のようなもので動詞の後に置かれる語句です。英語の自動詞のようにこの補語を必要とせずに意味が完結する動詞があります。
    ทีวี(ティーウィー)+เสีย(シア) テレビが壊れる
    เสื้อผ้า(スアパー)+ขาด(カート)服が破れる
    กระเป๋า(グラパオ)+ตกหาย(トックハーイ)かばんがなくなる
    この文型は日本語と同じなので違和感なく頭に入ります。

    動作の対象を表す補語

    いわゆる英語学習で馴染みのあるS+V+O、動詞+名詞の文型のです。動詞の後にくる語句も動詞のもつ意味に応じてある程度絞られてくるので、動詞と名詞とセットで覚えます。
    日本語の場合でも1つの動詞に対して結びつく名詞は自身の日常生活の会話の中でそれほど多くありません。

    また、上記で紹介した補語を必要としない自動詞で他動詞としての活用も可能です。

    動詞の語形変化はまったくないのです、日本語のように動詞に後につく語句を変化させる煩わしさが一切ないのです。

    ทำ+งาน(タム+ガーン)仕事をする
    กิน+ข้าว(ギン+カーオ)ご飯を食べる
    เสีย+ทีวี(シアティーウィー)テレビを壊す

    動作の方向を表す補語

    英語のgo to の用いた文章のニュアンスに近いでしょうか、動作の方向や着点を表す補語が動詞に後ろに置かれます。
    ไป+บริษัท(バイ+ボーリサット) 会社に行く
    กลับ+บ้าน(クラップ+バーン) 家に帰る

    動作の手段を表す補語

    英語のbyの用いた文章のニュアンスに近いでしょうか、動作の手段を表す補語が動詞に後ろに置かれます。

    その動詞が本来必要する補語が動詞の後に来なくてもタイ語としては成立してしまいます。

    動詞と名詞の結びつきがかなり自由であることがわかります。

    ไป+รถเมล์(バイ+ロットメー)バスで行く
    ล้าง+น้ำ(ラーン+ナーム)水で洗う

    動作の場所を表す補語

    英語のinの用いた文章のニュアンスに近いでしょうか、動作の場所を表す補語が動詞に後ろに置かれます。

    もちろんタイ語にも場所を表す前置詞ที่はありますが、下記のような文型でも動作の場所を表すことができます。

    อยู่+บ้าน(ユー+バーン)家にいる
    โพสต์+ทวิตเตอร์(ポース+ タウィットゥー)

    動詞+名詞の組み合わせでも様々な意味の結びつきがあります。
    しかし動詞自体の語系は変化しないことと、補語となる名詞にも英語のaやtheのような冠詞もないため非常にシンプルな構造と言えます。



    動詞+名詞+ 名詞

    この文型、どこかで見たことありませんか?英語のaskやgiveやtellなど使い方はまったく同じです。
    この文型は〜を(直接補語) + に(間接補語)の語順です。英語と同様、この文型が使える動詞の種類は限られていて数えるほどしか存在しません。
    以下に例文といっしょに紹介するので是非覚えておいて損はないでしょうか。
    ให้ (ハーイ)あげる
    ให้ของขวัญ เด็กๆ プレゼントを子供たちにあげる
    คืน (クーン)
    คืนสินค้าสินค้า 商品を店に返品する
    แจก(ジェーク) 配る
    แจกเอกสารพนักงาน 資料を社員にくばる
    สอน(ソーン) 教える
    สอนภาษาไทยเด็กๆ タイ語を子供たちに教える
    ถาม (ターム)尋ねる
    ถามทางตำรวจ 道を警察菅に聞く
    จ่าย(ジァーイ) 払う
    จ่ายเงินเขา お金を彼に払う
    ขาย(カーイ) 売る
    ขายของฝากคนต่างชาติ お土産を外国人に売る

    動詞+名詞+ให้ ถึง ไป มา + 名詞

    上記で紹介した単語を除いて基本的に動詞は2つの補語を取ることができません。
    動作の受け手や着地、動作の方向を表現するにはให้ ถึง ไป มาなどの補語をおきます。
    ไห้ (ハイ)
    日本語の〜してあげる、〜してくれるの意味です。ไห้の後に動作の受け手が来ます。聞き手が受け手が誰かわかるときはไห้の後は省略されるパターンもあります。
    ชงกาแฟให้แม่ 母にコーヒーを入れてあげる
    ถึง(トゥン)
    着くという意味の動詞ですが、他の動詞に後におくことで動作が及ぶ着点を表します。
    เขียนจดหมายถึงแฟน 恋人に手紙を書く
    ไป(バイ)、 มา(マー)動作の方向を表す用法です。ไป は話し手から遠ざかる方向、มาは 話し手に近づく方向です。日本語にもよく似た表現があるので頭に入りやすいです。
    เอาอาหารกล่องไป お弁当を持って行く
    เอารอาหารกล่องมา お弁当を持って来る
    ออกไปข้างนอก 外に出て行く
    เข้ามาข้างใน 中に入って来る

    連続動詞

    タイ語ではひとつの文章の中に動詞がいくつも連続して現れることがあります。

    タイ語は一つの動詞に補語が一つしか許されないかわりに一つの文に動詞句が二つ以上いけます。

    英語のような動名詞、動詞プラスing to 動詞の原型 不定詞がありません。

    連続動詞に関してはある意味日本語の文章の順序と近い形になります。

    動詞と動詞の意味的な関係から以下の3つに分類することができます。

    後半の動詞が目的を表す

    後半の動詞が前半の動詞の目的を表します。

    ไปซื้อ 買い物に行く
    ไปรับเพื่อน 友達を迎えに行く
    มาเรียนภาษาไทย タイ語を習いに来る

    ไปมาは動作や状況が話してから遠ざかるか近づくかで使い分けることができます。

    前半の動詞が、方法、原因を表す

    前半の動詞が後半の動詞を修飾して方法や原因を表します。

    ใช้ตะเกียบกินขาว  箸を使ってご飯を食べる
    นั่งคอย 座って待つ
    เอาปากกาเขียน ペンを取って書く
    ทำงานทำงาน 助け合って仕事をする
    เปิดประชุมพิจารณาปัญหา 会議を開いて問題を検討する

    方法を表す場合、タイ語の前置詞โดย(ドーイ)を使って表すこともできますが、口語では連続動詞で表すことの方が良いです。

    後半の動詞が結果を表す

    後半の動詞が前半の動詞の結果を表します。

     เรียนภาษาไทยเสร็จ タイ語の勉強が終わる
    ทำงานสร็จ 仕事が終わる
    ตอบคำถามผิด 答えを間違える
    กินไม่ทัน 食べきれない

    よく使う組み合わせは限られているので、セットで覚えることをおすすめします。

    まとめ

    何度いいますが、動詞の使い方は言語学習でかなり重要であり語感を習得する上でも核となる部分です。

    タイ語に関しては動詞に関して覚えることも少なく、英語や日本語でならった文型もあります。

    このアドバンテージを利用してあとは動詞を徹底的に使いこなせるようにすれば上達を早めることができるでしょう。

    マルチリンガル トラベラー
    どの言語でもまずは動詞の使い方を覚えよう
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