- 中国語の「好」の読み方を紹介
- 初級者から上級者まで使える「好」の使い方を解説
中国語の文章の中で、「好」という言葉がよく使われていることに気づきます。
中国語の「好」は、中国語の習得には欠かせない基本的な単語ですが、意味もたくさんあるのでうまく覚えれない学習者もいます。
本記事を読むことで、初心者でも中国語の「好(ハオ)」を使った表現がわかりやすく学べます!
目次
中国語の「好」の読み方
中国語の「好」の発音のピンイン表記はhao(ハオ)です。
好(hao)
声調は第三声と第四声の2つあって、それぞれ意味も違います。
第三声の「好(hǎo)」
声調が第三声の場合は、「良い」、「すばらしい」 などの意味があります。
(この本がすばらしい)
「好」でよく使われる基本的な意味は「良い」です。
反対に「悪い」を表すには「不好」を使います。
第四声の「好(hào )」
声調が第三声の場合は、「好む」、「~しがち」 の意味があります。
中国語の漢文では「好」の単独で「好む」という意味で使われていましたが、現在では他の漢字と組み合わせて使わないといけません。
(彼が勉強が好きです)
第四声の「好」副詞としての使う「〜しがち」
(彼が怒りっぽいです)
続いて、中国語「好」の使い方を紹介します。
中国語の「好」の実用的な使い方
第三声の「好(hǎo )」の使い方ははたくさんあるので、学習に苦戦する方もいると思います。
ここでは、実用的な使い方を厳選して紹介するので、ぜひ使ってみてください。
①感じが良いことを表す「好」+動詞
動詞の前に「好」を付けると、”姿・形・音・味・感じ”などが良いことを表します。
(ここの景色はきれいだ)
他にも好听(歌がうまい)、好吃(おいしい)など、初級から習う使い方が多いので、優先的に覚えておきましょう。
②動作が容易なときに使う「好」+動詞
動詞の前に置いてその動作が容易にできることを表します。
(この道はまだ歩きやすいほうだ)
③感嘆の気持ちを表す「好」+形容詞
程度が大きいことを表します。
「很」との違いは、 感嘆の気持ちをこめて言う場合は「好」を使います。
(これはなんて高価なんだろう)
中国語の「很」という漢字も「とても」という程度を表しますが、「好」との違いはこちらです。
好: 口語、客観的、感嘆の気持ち
きっちりとした境界線はなくて、ネイティブでも区別がつかないレベルなのでなんとなくの理解で大丈夫です。
中国語の形容詞について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
④形容詞として使う「好」+名詞
形容詞としての「好」の定番の使い方です。
ほとんどの場合は「的」を伴わず複合語のように扱われます。
(私は良い仕事もみつけた)
「好」という漢字は、日本語の「好き、好む」のイメージがありますが、中国語の「好」は全く別のニュアンスで使われます。
⑤健康状態を表す「好」
病気が治ったことを表します。
(彼はずっと元気です)
日常会話で体調を聞くときの決まり文句もこの意味に属します。
(お元気ですか?)
⑥仲がよい関係を表す「好」
相手との関係性が良いことを表します。
(私たちはずっと仲がいい)
⑦数や時間の程度を表す「好」+数量詞
数量や時間を表す単語と、組み合わせて量の大きいことを強調します。.
(私は中国語を何年間も勉強した)
中国語の数量、時間の数え方について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
⑧結果補語に使う「好」
動詞の後に置いて動作が完了したことを表します。
(荷物は用意できた)
中国語の結果補語について詳しく知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
中国語の「好」は会話でもよく使われます。
会話でよく使う「好」を使った定番フレーズとあわせて紹介します。
⑨同意の返事に使う「好」
(はい、じゃあ私が行きます)
了解の返事をするときに、「好的」を使うこともあります。
⑩話の切り上げに使う「好」
(それでは、今日の話はここまでです)
この場合の「好」には、「もういい、十分だ」というニュアンスが含まれます。
⑪不満を表す「好」
(なんてことだ、今回全く面倒なことになった)
「好好」や「好好好」のように繰り返すと日本語の「はいはい、わかったわかった」ように、焦りや相手を落ち着かせるニュアンスになり、会話シーンによってとらえ方が変わってきます、
他にも中国語の会話フレーズを知りたい方は、こちらの記事を参考にしてください。
まとめ:中国語「好」の使い方
最後に、今回紹介した「好」の使方をまとめます。
一度に全部は覚えれないので、ひとつずつ理解しながら習得していきましょう。
当サイトでは、中国語を習得する上で、超重要な単語の使い方を解説しています。
語彙力を高めるためには習得しておきたい単語ばかりなので、ぜひ下記の記事をご覧ください。