中国語の的は中国語の中でもよく使われている単語のため、学習初期から様々な用法として登場します。
日本語でも「~的(てき)に~」などの言葉は最近では聞くようにはなりましたか、中国語の的はそれ以上に使用頻度も高く様々な用途に使われる便利な言葉です。
今回の記事では覚えておくべき中国語の的の使い方について解説します。
的の使い方
名詞を修飾する
様々なフレーズの後に的を置くことで名詞の具体的な内容を表すことができます。
的の前におくフレーズ別に使い方を解説します。
名詞/代名詞+的で名詞の所属を表す
日本語の「~の」に相当する使い方です。
形容詞+的で名詞を修飾する
我享受漂亮的风景
(私はきれいな風景を楽しむ)
この使い方の場合でが日本語で「きれい”の”風景」とは訳しません。
中国語の的は全てが日本語に「〜の」に該当しないので注意が必要です。
(主語+動詞+目的語)で名詞を修飾する
他发给我的资料
(彼が私に送った資料)
中国語の的の便利なところは主語+動詞+目的語にような文も的の前において後に続く名詞を修飾することができます。
日本語に訳しても順番が日本語と同じ感覚なので日本人にとっては違和感なく使えます。
よく使われるフレーズで~的时候(~するとき)があります。
难过的时候就告诉我
(辛いときはすぐに私に言ってください)
~的で1つの述語になる
述語の語尾に~的をつけることで一つの名詞に相当するフレーズをつくります。
是~的の構文は使用頻度が高いので必ず覚えておきましょう。
(この本は私のものです)
学习是困难的
(勉強とは困難なものです)
文章によっては意味自体はかわりませんが、判断を確認す気持ちを強調することができます。
(君の答えは正しいです)
的を用いない場合
中国語の初心者のうちは的が非常に便利な中国語あるため、とりあえず使ってしまうバターンに陥ります。
ではどういったときに的を用いないのか例文とあわせて紹介します。
親族などの人称代名詞や所属期間
(私のおかあさん)
我们学校
(私たちの学校)
会話文などで自分の親族を紹介する場合はよくあると思うので的は使用しなくても伝わります。
熟語化しているフレーズや表現
日本語と同様に詞が複数組み合わさって熟語を形成している場合は単語と単語の間に的は使用しません。
数学教师
(数学教師)
电视机工程
(テレビ工場)
たくさん修飾する言葉を並べるとたくさんを的を使ってしまい見栄えが悪くなるので、基本的には1フレーズに的は1つが適切です。
我妈妈的笔记本电脑
(私の母のノートパソコン)
まとめ
今回の記事では中国語の的の基本的な使い方を解説しました。
中国語の的を使った文の構造を理解するようにすればより中国語の理解が深まります。
会話や文章の中でかなりの頻度で登場するので、今回紹介した使い方のどれに当てはまるのか確認しながら学習を進めていきましょう。
以上、読んでいただきありがとうございました。
(これは私の鍵です)