中国語の就は主に副詞として使われて様々な意味があります。
日本語にはない使い方をするので中国語の学習初期段階では馴染めない単語の一つです。
今回の記事では中国語の就で使用頻度が高く、これだけは覚えておきたい用法を紹介します。
今まで就の使い方をなんとなく覚えてきた方にもわかりやすく徹底解説しますので是非参考にしてください。
副詞の就の使い方
すぐ.じきに.
使用頻度の高い就の使い方ですが、動作がこれからすぐに行われるときに使います。
我下班了,就回去
(私は仕事を終えたので、すぐに帰ります)
この用法の派生で2つの動作の間の時間が絶たないまま実施されること一~就を使って「~するとすぐに~する」と表します。
一听这个消息,他就去告诉大家。
このニュースを聞いてすぐに,彼は皆に知らせに行った
一~就のフレーズは中国語の試験でも定番問題なので是非覚えておきましょう。
助詞の就と反意語にはなるのが才です。
助詞の才は「やっと、ようやく」という意味で使われます。
他们聊天到十二点才睡觉
(彼らは12時まで話していてやっと寝た)
とっくに
動作がすでに行われている、またはその状態になっているときに使います。
副詞の早就「とっくに」と同じ択割をします。
よく時間を表す語句といっしょに使われます。
还不到十八岁,就开始工作了
まだ18歳にならないのに,もう働き始めた
ほかでもなく、絶対に
肯定の意味を強める意味で使われます。
文章や会話の流れの中で協調したいときに使うので、日本語に訳すときに就自体の訳はなくても通じます。
我想说的就是这个事情
(私の言いたかったのは(他でもなく)この事です)
~ならば~だ
因果関係を表す複文に使われて結論を強調します。
如果你不同意就算了
(あなたが反対ならやめます)
只要~就「~さえすれば~だ」のフレ―ズの中で使う就はこの用法です。
只要努力学习, 就能学到
(努力して勉強さえすればマスターできる)
だけ、~しかない
助詞の只の使い方と同じで「だけ、~しかない」の意味で数量が少ないことを表します。
この使い方のときは名詞の前にも置くことができます。
书架上就有这么几本书
(本棚の上には本が数えるほどしかない)
まとめ
今回の記事で解説したように、中国語の就は時間的な感覚や話し手の言い分を強調したり前後の文章から意味を推測しないといけない場合もあります。
中国語の就の使い方の中で頻度が高い内容を厳選して解説しましたが、辞書を調べるとまだまだたくさんあります。
中国語の副詞の就は日本語にはない使い方をするためなかなか使いこなせないですが、今回詳細した5つの使い方に分類してまずは覚えておきましょう。
以上、読んでいただきありがとうございました。
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