本記事のテーマ
本記事の内容
- 語気助詞は自分の気持ちや文のニュアンスを表す
- 語気助詞の種類と使い方
- 語気助詞の勉強方法を実践あるのみ
この記事を読むことで、中国語の語気助詞の使いこなせるのでネイティブに近い表現ができるようになります。
それでは解説していきましょう。
語気助詞は自分の気持ちや文のニュアンスを表す
中国語の疑問・推測・命令や呼びかけ・誇張などの心情・態度の表現です。
教科書によく記載されていますがこれだけ見るとよくわからないので覚えなくていいです。
いわゆる日本語の「〜だよね、〜ですね、〜ますよ」などの役割をします。
中国語にはこういった平仮名がないので、語気助詞といわれる漢字をつかって表しているだけです。
語気助詞についてまとめたのでこれを意識で文法を学習していきます。
続いて具体的な語気助詞の種類を紹介してきましょう。
語気助詞の種類と使い方
中国語の語気助詞は使用頻度が高いものだけでも10個ぐらいあって、単語によっては語気助詞としての用途以外の意味もあります。
呢
語気助詞の中でも使用頻度が高くて意味も複数あります。
自分の主張を語調を和げて相手に言い聞かせるニュアンスです。
日本語で言えば「〜ですよね」とかが相当します。
この語気助詞「呢」を使ったフレーズは会話の中で相手の状況を確認する場合などに重宝しますので必ず覚えておきましょう。
吧
相手に同意も求めるニュアンスがあります。
日本語で言えば「〜でしょ、〜でしょう」とかが相当します。
「吧」の語気助詞はいろいろある
他にも「吧」の使い方はいろいろあるので下記の記事を参考にしてください。
啊(呀、哇、哪)
中国語の「啊」は語尾につかることで様々な語気を含みます。
①感嘆の語気を表す
②肯定・弁解・催促などの語気を表す
③疑問の語気を表す
④相手の注意を向けるために間を持たせる
⑤複数の事柄を列挙する
「呀」と「哇」と「哪」については「啊」と同じ意味で使う
「啊」と同じ意味を持つ語尾につかう助詞で「呀」と「哇」と「哪」があります。
直前に発音されるピンインとの音のつながりを言いやすくするためにこのような文法になっています。
よく使うフレーズとおわせて覚えていくようにしましょう。
呀(ya)・・の字の尾音が【a】【e】【i】【o】【u】の場合に使います。
哇(wa)・・・前の字の尾音が【u】【ao】【ou】の場合に使います。
哪(na)・・・前の字の尾音が【n】の場合に使います。
了
的
肯定の気分を強く表すニュアンスがあります。
語気助詞の「的」を用いない文よりも判断を確認する気持ちが強いです。
来着
過去の出来事を回想する気持ちを表します
日本語で言えば「〜だっけ」とかが相当します。
啦
断定的な口調で緊張や興奮のニュアンスがあります。
語気助詞の最適な勉強方法とは?
中国語の「啊・呀 ・呢・吧・啦」は語尾助詞と言われていて、本文の意味に加えて様々な感情的なニュアンスを表します。
日本語の「ね、よ、かな・・・」の表現のように、ですますよりか少し柔らかい感じを表します。
語尾助詞について学習するポイントをまとめてみました。
- 「啊」と「呢」は特に使用頻度が高いので優先して使い方を覚える
- 文脈から語気の表現を理解する
- 会話フレーズごと丸覚えする
- 声調は軽声で発音する
中国語の語尾助詞の中で「啊」と「呢」は学習用のテキストにも頻繁に登場します。
初心者のうちからでも最低限「啊」と「呢」の使い方を覚えておくだけでも中国語の語感を向上できます。
語気の表現は複数ある場合があるのでそれぞれの文脈から区別する必要があります。
それぞれの表現は使われるシーンがきまっているので、そのシーンの会話フレーズごと覚えてしまうことをおすすめします。
また、語尾助詞の発音に関しては四声ではなくて軽声が使われます。
中国語の軽声について詳しく知りたい方はこちらの記事を参考にしてください。
中国語の語気助詞を実践の場で使っていきましょう
語気助詞をマスターするためには実践の場で多く使っていくのが一番早いです。
教科書よりも実践の場でかなり多く使われるからです。
ネイティブとのチャットでニュアンスを意識しながら最初は読んでみましょう。
慣れてくれば語尾に意識すると様々な語気助詞が使われていることがわかります。
なかなかネイティブとの実践の場がないって思う方は言語交換アプリを活用してチャットや会話を実践してみてください。
おすすめ言語交換アプリ
私の最初は語気助詞は意味不明でしたが、どんどん自分で使っているうちに自然とニュアンスを理解できるようになりました。
ネイティブの表現に近づける簡単な方法なのでぜひ実践してみてください。
以上、中国語の語気助詞の使い方の解説でした。