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本記事を読むことで中国語の「好(ハオ)」を使った表現がわかりやすく学べるので中国語の語感も向上できます。
それでは解説しましょう。
目次
中国語の「好」の使い方を徹底解説
日本語では「好き」、「好む」という意味で使われる漢字ですが、中国語では多数の意味があり複雑に感じる学習者も多いです。
中国語の「好(ハオ)」が複雑に感じる理由は以下です。
- 第三声と第四声でそれぞれ意味が異なる
- 組み合わせる品詞と語順によって意味が異なる
- 日本語の「好」からは全く異なる意味がある
上記の理由を把握して上で使い方を学べば効率的に覚えることができます。
第三声と第四声でそれぞれ意味が異なる
中国語の「好(ハオ)」は漢字が同じでも発音によって意味大きくわけて2つ存在します。
第三声の好(hǎo)= 「良い」、「ちっぱな」
第四声の好(hào )= 「好む」、「〜しがち」
第三声の好(hǎo)の方が圧倒的に意味が多いので使い方を覚えるのが大変です。
一方で第四声の好(hào )は以下の2つだけ覚えれば大丈夫です。
動詞の「好む」
(彼が読書が好きです)
副詞の「〜しがち」
(彼が怒りっぽいです)
いづれも動詞の前に「好」を置いてあれば第四声の好(hào )の意味で使われている場合があるということです。
第三声の好(hǎo )についてじっくり解説していきます。
組みあわせる品詞や語順によって意味が異なる
第三声の好(hǎo )の使い方」はいろいろありますが、いっしょに使う品詞や語順によって意味が全然変わってきます。
実用的で覚えておきたいものだけ解説します。
「好」+動詞 〜が良い
動詞の前に「好」を付けて姿・形・音・味・感じなどが良いこを表す。
この使い方のパターンは初級から結構登場します。
(ここの景色はきれいだ)
「好」+動詞 〜しやすい
動詞の前に置いてその動作が容易にできることを表す。
(この道はまだ歩きやすいほうだ)
結果補語の「好」〜し終える
動詞の後に置いて動作が完了したことを表します。
(荷物は用意できた)
結果補語って何?っていう方はこちらの記事を参考にしてください。
「好」+形容詞 とても
程度が大きいことを表します。
「很」との違いは、 感嘆の気持ちをこめて言う場合は「好」を使います。
(これはなんて高価なんだろう)
「好」+名詞 良い、立派な
形容詞としての「好」の定番使い方です。
ほとんどの場合は「的」を伴わず複合語のように扱われます。
(私は良い仕事もみつけた)
「好」+数量詞 ずいぶん
数量や時間を表す単語と組み合わせて量の大きいことを強調します。.
(私は中国語を何年間も勉強した)
日本語の「好」からは全く異なる意味がある
健康である
病気が治ったことを表します。
(彼はずっと元気です)
日常会話で体調を聞くときの決まり文句もこの意味に属します。
(お元気ですか?)
仲がよい
相手との関係性が良いことを表します。
(私たちはずっと仲がいい)
ここからは会話分によく登場する「好」を使った定番フレーズです。
会話の内容から使い分けする必要があります。
相手に同意する「好」はい
(はい、じゃあ私が行きます)
おしまいを表す「好」もういい
(それでは、今日の話はここまでです)
不満を表す「好」なんということだ
(なんてことだ、今回全く面倒なことになった)
以上、中国語の「好」の使い方の解説でした。